ラーメン

昨日は、ラーメンの写真を貼り忘れていた。

携帯でとった写真の割にはうまく撮れているのではないかと思う。

ところで、最近は物忘れが多い。

実は本日も朝になるまで、取材が入っていることを忘れていたのだが、別件で、取材を一緒にすす編集者のメールを開いていたら思い出して、事なきを得た。

これは通常、老化現象ということで片付けられるのだろうし、おそらく当たっているのだろう。

ただ、私は忘れる能力も大切と考える側にいる。

昔、赤瀬川原平という人が『老人力』という本を書いてベストセラーになったが、これは老人パワーとか、老人の中の若者力という意味ではなく、歳をとることでいやなことを忘れられるようになったとか、細かいことを気にしなくなるという意味だという。
認知症などというのは、老人力の塊のような病気ということになる。

まさに正しい。

覚えなければいけないことは確かにあるが、忘れていいことを忘れられないことのほうが、実はメンタルヘルスの上では害が大きい。

トラウマのようなことにしても、最終的には忘れてもらったほうが、結果的に患者さんの具合はよくなるものだ。

人間関係でも、確かに悪いことをした側が、本当にひどいことをした場合は、仕方がないが、ある程度世間的によくある話の場合は、やはり過去のことをグチグチ言われると、逆に相手のことがよけいに嫌になる。

もちろん、加害者をとっちめないといけないこともある。

ただ、自分が生きていくうえでは、それを忘れることのほうが、結果的に得をすることのほうが多い。

一度の人生だから、それを思い出し、それに苦しむ時間は短いに越したことがない。

忘れる能力があるほうがたくましく生きられる。

山本モナさんは、忘れる能力が強いのだろうか?

私は、彼女に関しては、対談でむかつくことがあったので、今でも好きでないが、忘れる能力があって、昔と同じことをして、仕事を失う彼女は、世間的にはバカな女なのだろうが、私よりは忘れる能力が強い分だけ、たくましく生きていくだろう。

数ヵ月後には、またバラェティで引っ張りだこのタレントになっているはずだ。

忘れる能力がある人のほうがたくましい。