南京戦の外務省ホームページの記述「非戦闘員の殺害があったことは否定できない」の根拠について、3日の決算委での私の質問に対し、外務大臣は『戦史叢書 支那事変陸軍作戦』(昭和50年防衛庁防衛研修所著)に該当する記述があるとの答弁。

24日の審議で、どの記述かを聞いた。
 
「たとえ少数であっても無辜の住民が殺傷され」の記述であるとの答弁。
 
しかし、これは日本軍が意図的に住民を殺害したという文脈で記されているのではなく、「非戦闘員や住民が巻き添えをくらって死亡した」との記述に続く文脈の中で記されているもの。

さらに、「たとえ少数であっても無辜の住民が殺傷され」の直前の文章は、「南京付近の死体は戦闘行動の結果によるものが大部分であり、計画的組織的な虐殺とはいいがたい」というもの。
 
南京戦についての記述の根拠が、外務省内文書のみならず政府文書内にも無いということが明らかに。