政府がユネスコに提出した、長崎の端島炭坑(軍艦島)を含む世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」についての報告書。

 

内閣官房から状況について随時問い合わせてきたが、しっかりと事実に基づいて報告してくれた。

 

ユネスコは一昨年、旧朝鮮半島出身労働者に関する説明の改善を求める決議を採択し、政府に報告書提出を求めていた。

 

政府が提出した報告書では、

「朝鮮半島については、当時すべての日本国民に適用された国家総動員法に基づく国民徴用令により「徴用」が行われた」

「朝鮮半島出身の徴用された労働者は、給与を受け取るなど、内地出身者と同様の環境で働いていたのであって、奴隷のような労働に従事させられたのではなかった」

と明記。

 

決議につながったユネスコの現地調査報告書は、「不正確な情報が調査団に提供され、事実誤認」と指摘した。

 

 

『ユネスコ世界遺産センターへの保全状況報告書の提出について』(内閣官房)

https://www.cas.go.jp/jp/sangyousekaiisan/seikaiisan_houkoku/221130.html