東京・小金井の実家からの帰りは、「ムーバス」に乗り武蔵境駅まで。

料金は100円均一。

 

ムーバスは、武蔵野市が主導し平成7年に開設した全国初のコミュニティバスで、その後コミュニティバスは全国に広がった。

 

きっかけは、ある高齢女性が市長宛てに書いた手紙。

「街に出たいのだが、足が悪くなって最寄りのバス停まで歩けなくなってしまった」

 

この手紙を受け当時の土屋正忠市長が、幹線道路だけでなく地域の中を運航するバスの必要性に着目し、検討委員会を経て実現させた。

 

バスの形状も日野自動車に協力を求め、細型の低床(現在は超低床)バスが実現した。

 

市長が市民の意見を受け、市民のことを考え実行を決断した素晴らしい事例であり、我が国の街づくりや行政史上も記録されるもの。

 

私もこうした取り組みをしっかりと学び、皆様の課題の改善を実現していきたい。