財務省が、財政制度等審議会・歳出改革部会に提出した、戦車と対戦車ミサイル「ジャベリン」のコスト比較が話題になっている。

 

この資料では、「⼀部の防衛装備に関して、環境変化への対応や費⽤対効果の⾯をはじめとして様々な課題を指摘する声もある。こうした課題を抱える装備品に引き続き依存することが最適と⾔えるのか」と述べている。

 

ジャベリンなどの対戦車ミサイルについて、「戦車は不要で、ミサイルがあれば大丈夫」という考え方があるが、これは誤りと言える。

 

ジャベリンは、戦車の進軍を止めることはできるが、日本に上陸した戦車を国土から排除するには、戦車を中心とする「機動打撃力」で押し返すことが必要となる。

 

財務省は、『防衛⼒を強化していく上で、その必要性について改めて国⺠に説明を尽くす必要があるのでは』と述べているが、まさに戦車などの必要性を国民に説明し、必要な予算をしっかりと確保したい。

 

 

『財政制度等審議会 財政制度分科会 歳出改革部会 提出資料』(財務省)

https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings_sk/material/zaiseisk20220420/03.pdf