米CDC(疾病対策センター)の報告は深刻だ。

 

デルタ株は、水ぼうそうと同様の感染力で、1人の感染者が平均5人~9.5人に感染させるとのこと。

東京をはじめ各地で更なる感染拡大の恐れがあり、これまでに経験したことのない感染者数を覚悟しなければならない可能性がある。

 

一方、昨日の東京の新規感染者数3058人のうち、重症者は101人で、死者は0。

新規感染者数は30代以下が7割を占める。

 

感染者数の増加と、重症者数・死者数の推移を客観的に見なくてはならぬ。

 

重症者病床の使用率は25.8%(都基準)であり、中等症や、中等症になる恐れがある入院患者数増に備えた病床確保が重要だ。

 

昨日も政権幹部と話をしたが、感染者数増でもパニックにならず、必要な医療を受けられる体制構築を先手先手で打っていかねばならぬ。

 

これまでも主張してきたが、ワクチン接種も進みフェーズが変わってきており、インフルエンザと同様に、感染症法の2類相当以上から5類相当に下げ、診療を受けやすい状況にすることも重要だ。

 

『デルタ株、水痘に匹敵する感染力 CDCの内部資料が警告』(CNN)

https://www.cnn.co.jp/usa/35174591.html