NHKが映像を捏造したのではと指摘されている軍艦島の短編映画「緑なき島」について、NHKが私に説明をしたいというのでNHKの編成局部長と本日、会いました。

 

この問題は、長崎県の端島(軍艦島)での炭鉱労働が劣悪な環境だったと韓国でのプロパガンダに使用されるきっかけになったと言われるNHK「緑なき島」(昭和30年)をめぐって、使われている映像が捏造ではないかという疑問が呈されているものです。

 

元炭鉱職員や元島民の話では、炭鉱内の様子が当時ではあり得ないものであることなど、複数の矛盾点や疑問点が出ています。

 

昨年12月、この問題について追及している「真実の歴史を追求する端島島民の会」からの抗議書兼要求書に対し、NHKは回答書を送付しました。

 

その回答は、

『「緑なき島」に関係する資料の確認や、取材・制作に関わった部署の関係者などからの聞き取り、昭和30年以前に撮影され、保管されていた炭鉱の映像の精査などを行いました。

その結果、「緑なき島」において、別の炭鉱で撮影された映像が使用されたという事実は確認されませんでした。

以上のことから、「緑なき島」は、当時の長崎市の端島における取材に基づき、制作・放送されたものと考えています。』というもので、

本日、私に持ってきたペーパーも同様の内容でした。

 

私からは、どのような調査をしたのかを詳しく質しましたが、「緑なき島」を作るにあたっての撮影テープは編集後破棄されて残っていないとみられることが分かりました。

 

すなわち上記NHK調査は、過去に編集し放送されたニュース映像や番組映像において、「緑なき島」で使われている炭鉱内映像と同じものがあるかどうかを確認しただけとみられます。

 

つまり、「緑なき島」制作のために別の炭鉱で撮影が行われていたとしても、その撮影テープは編集後に破棄をされており、検証のしようが無く、NHKの調査は極めて表面的です。

 

一方、この問題を追及している「軍艦島の真実 朝鮮人徴用工の検証」の動画ドキュメンタリーでは、詳細に事実を検証し矛盾点を指摘しています。

https://www.youtube.com/watch?v=4xrtgyrWCIM&t=569s

 

私は、NHKよりも「軍艦島の真実」のほうが説得力があり、本来行うべき丹念な検証をNHKは行っていないと考えます。

 

また、NHKの説明では、「緑なき島」は、軍艦島での生活を肯定的に捉えた作品だとしています。

 

しかし、この作品中の映像は、「劣悪な炭鉱労働」として韓国側に引用されており、「強制労働」とのプロパガンダが行われています。

 

私はNHKに対し、映像の無断引用や番組趣旨と反する使われ方がなされているのに韓国に抗議したり、声明を発表しないのか、と問い質しました。

 

これについてNHKは、映像が使用されていないかまず確認するとの回答でした。

 

 

NHKは、必要な検証を行わず、他の炭鉱の映像をしようしているとの確定的な証拠が出てきたときにどのように説明をするのでしょうか。

 

放送局としてジャーナリズムとして、元端島島民の指摘を丹念に検証すべきです。

 

それができないなら、NHKの大崩壊がまもなく始まるかもしれません。