国土交通省の、
台風15号による千葉県大規模停電に対する災害支援状況についてお伝えします。

1)市町村との連絡体制
12市に災害対策現地情報連絡員(リエゾン)を派遣し、全ての市町村とホットラインを構築

2)物資支援(主なもの)
・千葉県内の自治体からのブルーシートの提供要請への対応
 35市町の要請に基づき、約91,000枚を手配済み
  発送済み:約89,000枚
  本日中に到着予定:約2,000枚

・川崎港基幹的広域防災拠点等の支援物資を要請自治体へ提供
  飲料水1,512リットル、食料1,950食、
        投光器付発電機16台、土嚢袋2,000枚、
        発電機20台

・関東地方整備局の要請により、ブルーシート張りの業者支援及び倒木撤去の対応調整中。千葉県の要請により、土嚢1,000袋搬入

3)建設職人の確保支援
・9/13付で建設業団体110団体に対し、「台風15号による災害応急対策への協力について」を通知し、地方公共団体等と緊密な連携を図りながら応急対策に取り組むよう要請。

全国建設業協会及び全国中小建設業協会へ、ブルーシート張り及び建物の補修工事への対応を要請。

・住宅生産団体連合会、全国中小建築工事業団体連合会、JBN・全国工務店協会及び全国建設労働組合総連合へも、同様の要請。

4)給水支援
・北海道開発局より、散水車(給水装置付)11台を派遣、給水活動を実施中
(君津市5台、鴨川市1台、南房総市2台)

・関東地方整備局からの要請を受け、可搬式浄水装置1台を関東技術事務所船橋防災センターに移送

5)入浴・給水等の支援 
・ホテル、旅館による被災者向けの入浴施設の提供。
(鴨川市約990名、勝浦市約450名、木更津市約150名、いすみ市約200名、東庄町約90名、横芝光町(予定)、南房総市(予定))※人数は日最大

・富津港に着岸中の巡視船による給水、入浴、電源供給支援を実施中。
・木更津港に着岸中の練習船青雲丸において、入浴、洗濯機の利用、充電用電源の提供を実施中。

・成田空港周辺市町に対し、成田空港株式会社、日本航空、全日空が協力し、レストハウスを休憩所として開放。

6)電力供給支援
・国交省と経済省が連携して東京電力と建設業者をマッチングさせ、電線にかかった倒木処理を加速化。

7)車両等の通行の円滑化、輸送支援
・災害救助車両、ボランティア車両に対し、高速無料措置。高速道路の休憩施設において電源・水の無料提供開始

・多古町へ食料を輸送。南房総市等へ、自治体と県トラック協会の災害協定に基づき、飲料水、ブルーシートを輸送

8)融資による支援
・住宅の復旧に対して、住宅金融支援機構から、千葉県を通じて全市町村に対し、災害復興住宅融資が活用できることを周知

9)応急的な住まいの確保
・住宅被害を受けた方に対する公営住宅の空室の提供を開始

引き続き関係機関と連携し、必要な対応を継続・構築します。