昨日、平成31年度予算が参院で可決成立しました。
予算委員会審議の中で、野党議員の質疑の中でこんなやり取りがありました。
質疑にあたっては、質問者は質問項目について事前に政府側に通告し、政府側は答弁を用意し、議論を深めていきます。
私も野党の経験がありますが、答弁を準備させたうえで詰将棋的に詰めていき、政府の姿勢を問うというものです。
しかしながら、昨日、安倍総理は野党議員の質問に対し、
『森(裕子)先生から今日頂いた質問通告については、「内外の諸情勢」と、「平成31年度予算について」の2問のみでございました。そうなりますとですね、役所のほうでは膨大な作業をして全ての質問に答えるために、相当遅くまで仕事をしなければいけないという状況にあるということはご理解いただきたいと思う次第です。』
と述べられました。
これに対し当該議員は
『いやあ、自民党が野党の時もっとひどかったですよ。ねえ蓮舫さんも。たった一行で通告だったんですよ、よく言いますね。』と述べましたが、過去に非難されるようなことがあったのなら、それを繰り返さないというのが重要ではないでしょうか。
いずれにせよ、質問通告を細かく行っておかなければ、詰将棋は難しいと思います。
私は過去に詳細に通告したうえで、詰将棋の質問を行って、政府側の答弁を立ち往生させたこともありました。
中身の濃い質疑も、事前通告をしておかないと難しいと思うのですが。