沖縄県知事選挙。皆様のご支援誠に有難うございました。
そして、佐喜真淳さんの当選につながらず、大変申し訳ありませんでした。
玉城デニー氏39万6632票に対し、佐喜真淳氏31万6458票。
敗因の大きな要因は、翁長前知事の急逝の後、佐喜真陣営は体制を急ピッチで構築したものの最終的に玉城氏の知名度を上回ることが出来なかったことです。
知名度を挽回し、活動量を補うため副知事候補を事前に指名し、二枚看板でフル活動を行うという手もありましたが、結局この手法は使いませんでした。
また、一部評論家が「SNSで保守系の人達が、相手陣営の批判を含め動きすぎたのが嫌がられた」と言っていますが、そんなことはありません。
ネットの動向をずっと注視していましたが、左派系もかなりの批判をしており、もしSNSで判断をする有権者がいるなら、差し引きゼロの状態であると思います。
そして、NHKの出口調査によると、30代までは佐喜真氏支持が上回っていますが、40代以上は玉城氏支持が上回っています。
名護市長選挙の際は、50代まで渡具知氏支持が上回っていましたから、今回は40代、50代が伸びませんでした。
原因としては、沖縄はこの1年で景気が以前に比べると上昇傾向で、名護市長選の時にあったように、「暮らしを良くするための市政転換(今回は県政転換)」との意識が強くならなかったのではと分析しています。
経済や暮らしに対して危機的意識を持てば何としても投票に行きますが、40代、50代の方々がそうした思いにならなかったのがあると思います。
こうした方々に、明確に分かりやすく、沖縄の未来へのビジョンを示す必要があったと考えています。
しっかり反省をし、今日から4年後に向けた動きをしていかなくてはなりません。