本日開催された日米首脳会談について。

 

これまで、TBS「報道特集」や「NEWS23」、テレビ朝日「報道ステーション」などは、日本は北朝鮮をめぐる外交の「蚊帳の外」などと、取材をしっかりせず彼らの願望?に近いことを述べ、「米朝首脳会談で拉致問題も提起されないのでは」などと報じてきたが、これらの局は、今日の日米首脳会談を受けて急にトーンダウン。

 

TBSは朝のニュースなどで、「拉致問題解決は安倍総理の個人的意識と片づけられた」とか「最大限の圧力はやはり言わないということになった」などと速報で伝え、安倍総理の外交は失敗だと印象付けようとした。

 

しかし、会談内容は記者会見からわかるが、拉致問題は「必ず米朝首脳会談で提起する」とトランプ大統領は述べ、私がかねがねお伝えしてきた通り、トランプ大統領はこの部分に対して安倍総理と思いはともにある。

 

トランプ大統領は「最大限の圧力」についても、交渉に入る今は使わないが「交渉の後には使うかもしれない」と述べているし、「制裁は何も解除していない」「我々の動きは何も変わっていない」と述べている。

 

また、「会談を中止する準備もある」とトランプ大統領は述べ、イラン核合意破棄の事例について述べるなど、北朝鮮にプレッシャーがかかる内容を記者会見で述べた。

 

結局、各メディアも今回の日米首脳会談は成功としか言えないので、TBSですらも「拉致問題はしっかり提起される」と修正をかけてきている。

 

メディアはしっかり取材をし、願望で誘導しないで欲しい。

それがジャーナリズムの基本であるが、それすら出来ないのか。

 

『首相 日朝首脳会談に意欲、日米首脳会談 終わる』(TBS)

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3390801.html

 

さらに詳しい話は分量が多くなるので、メルマガに書きました。

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