結局、私が昨年の森友問題発覚直後から述べてきたとおり、

国有地取引については、背任の構成要件を満たさず、損害賠償免除特約も入っていることから値引き額が大きすぎるとは断定できず、財務省職員は不起訴。

また、決裁文書の書き換え自体は言語道断であってはならないが、法的には佐川前理財局長は不起訴となった。

 

野党も、この結論は想像がついただろう。

それなのに、総理や総理夫人が関与しているのではないかと無理にこじつけた、

 

問題の本質は、もともと一区画の土地だった隣の野田中央公園から大量の生活ごみが見つかっているのに、同じような生活ごみが埋まっている可能性を隠して、財務省が森友学園に売買条件付きで土地を貸したことにある。

 

そして結局、生活ごみが出てくるわけだが、財務省はそれを森友学園側に隠そうとした。

 

それが結局森友学園にばれて、籠池氏の怒鳴り込みとなるわけで、問題の追及はこの部分を中心に行われるべきところを、野党側はこれだと総理も総理夫人も関与は全くないということがわかってしまうので、この部分の質問を行わなかった。

 

また、財務省としてはこうした不手際がばれないように隠ぺい、改ざんを行った可能性がある。

 

本当の問題は何なのか、私はこれまでも与党であっても追及をしてきたが、その部分の議論がなされない国会を皆さんはどう見るだろうか?

 

 

『森友学園 決裁文書改ざん問題 佐川前理財局長ら不起訴』(NHK)

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180531/k10011459771000.html?utm_int=news_contents_news-main_001