石巻市立大川小学校の裁判は、石巻市議会において上告可決となった。

 

事前防災の不備が高裁判決で問われたが、これは実は東日本大震災に対する不備ではなく、約40年に1回起き、想定されていた宮城県沖地震への不備についてである。

 

それをしなかったことで生徒も教師も亡くなった。

想定しうることに何もしなかった責任は重大。

 

想定しえないものに対しての判決ではないのである。

 

石巻市議会では、保守系の最大会派「ニュー石巻」は上告反対が増え、民進党系は逆に上告賛成が増えた。共産党は一人が欠席。

 

人の命を守り、「人に優しい政治」とは何なのだろうか。

 

 

『<大川小訴訟>判決解釈広がる誤解 津波予見、高裁は宮城県沖地震で判断』(河北新報)

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201805/20180508_13016.html