大阪の毎日放送(MBS)のラジオ番組で、パーソナリティーの近藤光史氏が、沖縄の米軍基地反対運動をめぐり不適切な発言をしたとして、毎日放送の三村景一社長が謝罪し、近藤氏に改めて沖縄の現地を取材して番組内で報告してもらうとの方針を示したとのことです。

 

『MBSラジオ 沖縄巡り不適切発言 後日現地取材し報告へ』(毎日新聞)

https://mainichi.jp/articles/20180119/k00/00m/040/090000c

 

現地で取材されるということですので、参考になりそうな過去の政府の公式見解が示された議事録などをアップします。

 

また、近藤氏の番組での発言も書き起こしたものをアップします。

 

 

毎日放送12月26日放送「こんちわコンちゃんお昼ですょ!」

(近藤光史)

「何かあるたんびに、沖縄で基地反対とか帰れとか、ね、これどうのこうっていいますけれども、言うてる人らいっつもいるんですが、あの人たちは、ずっと調べていけば判りますよ、おんなじ顔の人が何人もいるんです。」

「つまりおんなじ人物がやっているんです。で、おんなじ組織から派遣されてやっているんです。で、同じようなバックボーンも抱えているわけです。つまり日本政府の中で、反日、つまり、日本が悪いんや、日本が悪い、日本がいかんのや、日本の考えることは全部悪いっていう風に持っていて、日本国民と政府、国民と自衛隊、国民とその、アメリカ、というものを切り離していこう、切り離していこうとする、勢力がずっとあるんです。」

「で、そうして日本を混乱させることを目的として、やっている団体と言うのが数団体あるんです。」

(シルク)「ま、そちらもあるし、純粋にね、やっぱり反対っていう方も勿論ね。」

(近藤光史)「そらもう勿論そういう方もいらっしゃる、ただ数が少ない、そういう人は。」

(太平サブロー)「そういう、そういう風な声高に挙げてる人の中に、そこの勢力が。」

(近藤光史)「そうです、入っていっているんです。」

(太平サブロー)「かなり力をもってやっているいうのは、僕も聞きます。」

(近藤光史)「もうね、万を数える人がいるんですよ。」

          ~中略~

(太平サブロー)「ほいで、実際沖縄の、ほんとに子供の時からこれ何とかしないとあかんと言う人いっぱいいる、だけどそうじゃない勢力の人が今多くて、動いてきているというのも事実。」

(近藤光史)「そうそう。」

(太平サブロー)「というのも知っとかないといけない。」

(近藤光史)「だからね。あれはね、必ずなんかそういうことあるとね、反政府とか反権力って言う形で、その、日本人をそのね。」

(シルク)「分断して。」

(近藤光史)「怒らせてばらばらにしようという、常にそういうことをやる勢力ってあるんです。つまりこの国をばらばらにしたいとか、この国が、あの、力を持たないようにしたいっていうことを常に考えている、よその国の勢力がいる訳です。」

「でこれがね、皆さんがほんとうに、いないと思っている。それ何でかって言うと、普通の、あの、4大新聞とか5大新聞とか言われているような大手のマスコミは絶対言わないから。そういうのは現実にあるにもかかわらず言わない。何でかって言うと、その証拠を探そうとして色々やっていくと、いろんな妨害が出てきてですね、出来なくなる。」

 

 

 

平成29年3月9日参議院内閣委員会 議事録

〇和田政宗君

基地反対運動に過激派が入り込んでいる形跡は。

○政府参考人(松本光弘君 ※警察庁警備局長)

 沖縄の基地反対運動を行っている者の一部には極左暴力集団も確認されている。

 

 

平成29年3月21日参議院沖縄及び北方問題に関する特別委員会 議事録

〇山田宏君

逮捕者が四十一人とございましたけれども、この中に外国人が含まれているのかどうか、このことについてお尋ねをしたい。

○政府参考人(白川靖浩君 ※警察庁長官官房審議官)

 キャンプ・シュワブ及び米軍北部訓練場周辺の抗議行動をめぐり、平成二十七年以降、沖縄県警察が逮捕した四十一人のうち外国籍の者が四名含まれている。

○山田宏君 

その逮捕された外国人の方の国籍はどうなっているのか。

○政府参考人(白川靖浩君)

 逮捕した四人の国籍については、いずれも大韓民国である。

 

 

公安調査庁『内外情勢の回顧と展望』平成29年1月

 中国国内では,「琉球帰属未定論」に関心を持つ大学やシンクタンクが中心となって,「琉球独立」を標ぼうする我が国の団体関係者などとの学術交流を進め,関係を深めている。こうした交流の背後には,沖縄で,中国に有利な世論を形成し,日本国内の分断を図る戦略的な狙いが潜んでいるものとみられ,今後の沖縄に対する中国の動向には注意を要する。