朝日新聞は「誠実な民意」を、そうでない方向に誘導しようとしているのだろうか?

 

本日の朝日新聞は、立憲民主党の枝野代表が提唱している「戦略的投票」を推奨。

 

「戦略的投票」は候補者の政策はほとんど関係なく、最も当選の見込みがある野党候補に投票しようというもの。

(与党候補であることも考えられるが、現状の政治状況では野党であることが多い)

 

朝日新聞は戦略的投票を推奨し、『(Cという候補者の政策や資質を見込んで素直に投票する)「誠実投票」でCに票を投じると「死票」になる可能性が高い。このため、AとBが接戦で、Bが自分の考えにより近い候補者であれば、Bに投票する方法だ。』と解説。

 

枝野氏は11日に「戦略的投票」を推奨している。

 

この「戦略的投票」は、候補者の政策はほとんど関係なく、朝日の言う「情勢を参考に」して投票するものだが、その「情勢」自体は各新聞の調査力や取材力によって実際の情勢や結果とかい離することもあり、民意を誤誘導する可能性がある。

 

記事は両論併記ではあるが見出しで「混戦、票いかすには」と誘導しており、朝日新聞は「候補者の政策は関係ない。安倍政権を打倒するために野党の接戦候補に投票を」と言っているようなもの。

 

もう朝日新聞は「選挙報道は中立公正」などと見せかけず、「立憲民主党」や「野党を応援しています」と明確に述べたらどうか。

 

メディアが中立公正を装って国民を誘導しようとするなら、国民は民主主義の賢さを示さなくてはならない。

 

 

『混戦、票いかすには 候補の訴えや情勢も参考に 衆院選』(朝日新聞)

http://www.asahi.com/articles/DA3S13190161.html