TBS「サンデーモーニング」。

南スーダンPKOについて、ゲストは口々に「撤退すべき」。

司会の関口宏氏が、ハリス鈴木絵美氏に質問。

ハリス鈴木氏が「こういう時こそリソースをさらに投じるべき」「飢饉が危惧されているが、日本ではPKO参加5原則のことばかり報じられていて、現地のそうした状況が伝えられていない」と回答。

司会と各ゲスト、ハリス鈴木氏が当然「撤退すべき」と発言すると思ったのか苦虫をかみつぶした表情。

岸井成格氏が慌てて「南スーダンのPKOは危険だということで、アメリカをはじめとする先進国は参加していない」と発言。

番組は、支離滅裂な展開に。

なぜ自衛隊はPKOに行くのか。

この番組のゲストをはじめとする人々が大好きな憲法の前文に
「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。
われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならない」とある。

憲法にこのような文章がなければ、国際社会に無理に貢献しなくても良いという論理が成り立つかもしれないが、憲法に明記されているからやろうと努力するのである。

ハリス鈴木氏の日頃の発言には賛同できないものもあるが、今回は的を射た発言だ。