参議院の代表質問二日目。

民進党の風間直樹議員の発言が問題に。

風間議員は、
米軍普天間基地の辺野古移設で、翁長知事が埋め立て承認取り消しを撤回しないことは違法だと国が訴えた裁判で、
福岡高裁那覇支部(多見谷寿郎裁判長)が昨年9月に国の訴えを認める判決を言い渡したことについて、
この裁判は安倍総理と多見谷裁判長などが示し合わせて仕組んだ「お芝居」だと述べ批判した。

根拠は、法務省の定塚・訟務局長と多見谷裁判長、多見谷裁判長と蛭川判事(判決時に陪席)が過去に同じ裁判所に勤務していたことがあるうえ、定塚局長がその年の2月に官邸で総理に会っていることから、四者が示し合わせて今回の判決に持っていったという荒唐無稽な論理。

判決が気に食わないからと、裁判官を侮辱するとともに、司法権に圧力をかけるようなとんでもない発言。

後刻、議運の理事会で協議されるということだが、三権分立を理解していればこういう発言はしないし、危険。

風間議員は民進党議員の中でも理知的であると思っていただけに今回の発言は残念だ。