昨日、日本李登輝友の会「日台共栄の夕べ」が開かれました。

 

金美齢先生や江口克彦先生に久しぶりにお会いするなど、多くの方々と年末のこの機会に再会することができ、様々お話しできました。

 

基調講演は、門田隆将先生の「2・28事件で散ったある日本人弁護士ー日台の絆を示して台湾で英雄になった男」。

 

2・28事件は、台湾における国民党政府による民衆弾圧事件で、2万8千人(台湾行政院推計)が犠牲になりました。

 

「私には大和魂の血が流れている」「台湾人、万歳!」。

坂井徳章(台湾名・湯徳章)弁護士は、父が日本人、母が台湾人で、故郷・台南で国民党政府の弾圧から市民を救うために奔走し大きな功績を残しますが、国民党政府により処刑された悲劇の人物です。

 

徳章が処刑された公園は「湯徳章紀念公園」と名付けられ、徳章の命日は台南市の「正義と勇気の紀念日」に制定されるなど、台南市民から今も愛されています。

 

門田先生は新刊「汝、ふたつの故国に殉ず ―台湾で「英雄」となったある日本人の物語―」で坂井徳章を描いており、徳章の魂と衝き動かしたものとは何だったのかが語られ、涙せずにはいられない内容でした。

 

その後の懇親会には、日頃からお世話になっている李登輝基金会の王燕軍・秘書長や早川友久・李登輝元総統秘書(2枚目の写真)もお越しになり、日台の友好をいっそう進めるための素晴らしい会となりました!