先程6時23分に仙台駅にいたところ緊急地震速報が鳴り、東北で最大震度4の揺れ。
津波の恐れも無くひと安心。

おとといの地震の後、津波の脅威について1mの高さでこれだけ危ないという画像や動画が拡散されているのは、防災上良いこと。

陸上を1mの高さの津波が襲えば、人は立っていられず津波に巻き込まれる。

一方、おとといの地震直後の津波避難の呼び掛けで、ある民放が「海から遠くよりも高い所に逃げて」とアナウンサーが呼び掛けたのは大問題。

東日本大震災ではビルの4階でも津波に巻き込まれた人がおり、避難は「遠く、かつ高い所」へが必要。
命を守るためベストを尽くすということ。

呼び掛けコメント集がそうなっているのだろうか?

私はNHK時代、津波避難の呼び掛けコメント(津波注意報)が「海に近づかないでください」となっていたものを「海から離れてください」に、在局していた大阪局や仙台局で改善したり、津波警報時に震度情報を繰り返し入れるようになっていたコメントマニュアルを、津波避難呼びかけと高さ情報を最優先する内容に自局では改善し、NHK全局にも変えるよう働きかけていた。

しかしながらアナウンサーの危機意識には濃淡があり、東日本大震災時にあのような切迫感のない避難呼び掛けコメントが行われ、津波避難が遅れ命を失った方がいる。

アナウンサーやテレビラジオ局は、呼び掛けひとつで救える命も失われる命もあることを肝に銘じて行動しなければならない。


『浸水1メートルの津波は「死亡率100%」 危険呼びかける画像に注目』(J-CASTニュース)
http://www.j-cast.com/2016/11/22284070.html?p=all