台風でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、被害にあわれた方々に心からお見舞い申し上げます。

隣県の岩手、そしてNHK時代に勤務した十勝地域、特に新得町、清水町、芽室町、大樹町など良く知った地域で被害が出ていることがとても悲しい。

大雨災害で命が失われることが無いようにと、各省庁に働きかけ国会でも質問してきましたが、結局今回も同じことの繰り返しになってしまいました。

同じことの繰り返しとは、避難勧告や指示を出すべきなのに出さない、出しても出しっぱなしで危険が迫っている人達に情報が届かない。
また、川にかかる橋は崩落の危険性があるのに通行止めにしない、
など、命を救えたかもしれないやるべきことをやっていないという点です。

水害や土砂災害の危険地域への防災無線の戸別受信機の設置は、国会でも質問し徐々に広がってきましたが全てではなく、早めの避難の呼びかけが重要ですが、なかなか十分に行われません。

避難を呼び掛けても避難しない場合に、避難指示の一段上の避難命令のような強制力を持つものも提案してきましたが、実現はしていません。

行政は、水害が起きると「想定外」「やれることはやった」といいますが、市民の命を守るために本当に手を尽くしたといえるのでしょうか。

国も自治体も命を守れる防災と災害対策をしなくてはなりません。

被害地域の復旧復興が進むように手を打つとともに、命が失われないための体制構築をしていきます。