NHKスペシャル「18歳からの質問状」。
放送が終わった。

私が危惧していた通り、各党議員の政策PR合戦を編集で切ることが出来ず、特に共産党や民進党議員の政治的発言や政策がそのまま流れた。

事前にNHKからは「政党や個人の政策に立ち入らないでください」との説明があり、番組冒頭でも紹介された。

私は政策PRをする議員が出ることが容易に想像がついたので、NHK側に個別の政策に立ち入り公平性が保てない場合はどうするのかを聞いたが、編集で対応するとのことだった。
しかし、その対応は全くなされず。

私は政策に踏み込まないことを守ったが、放送では結局、守らずに政策や政治的な話をしたもの勝ちになった。

すなわち一部の政党の政策だけ公共放送で流れるという政治的公平性の観点から大いに問題な番組になってしまった。

しかも、この番組は討論番組ではなく政治的発言をしないことが前提なので、発言機会は与党も野党第一党も少数政党も関係なく均等になるべきだったが、質問の振り方にも偏りがあった。

元NHKマン、放送マンとしても、これだけ政治的公平性が保てない番組の仕上がりでよく放送したなと思う。