参議院予算委員会質疑、その2。
消費増税について。

アベノミクスは全般に成功しているのに、影を落としているのが消費税の5%から8%への引き上げ。
引き上げ以後、消費は回復していません。

我が党はいち早く昨年夏より消費税の10%引き上げの延期を主張してきましたが、世界経済の落ち込み懸念による株安の影響などを考えると、10%に引き上げれば消費は冷え込みデフレに逆戻りしてしまうのではないか。

現状を考慮すると、この際10%への増税を延期するのではなく、5%への引き下げを時限で行うべきではないか。

例えば3年の時限で5%引き下げるのであれば、外為特会の含み益などを活用すれば財源は確保できると、総理に質問。

総理の答弁は、リーマンショックや大震災のようなことがなければ予定通り引き上げると従来どおりの答弁。

総理は消費税を上げれば経済がおかしくなることはわかっていますので、本当は消費税を上げたくないはず。
しかし、現時点ではここまでしか言えないのだと思います。
決断がいつになるのか待ちたいと思います。

次に、総理が、野党であった自民党総裁時代に述べていたように、今こそ思い切って物価上昇率3%を目標にして、名目GDP5%成長くらいを狙っていかないと経済は勢いがつかない。
GDP600兆円の達成は2020年頃と総理は言っているが、総理の自民党総裁任期2018年9月までにGDP600兆円を達成をさせる。

これぐらい思い切った目標を掲げて強い経済を作っていくべきではないかと考えるが、と総理に質問。

総理はこれについては、GDP600兆円の達成を2020年頃までにしっかりやりきる、という答弁にとどまりました。

総理は財務省をはじめとする抵抗と戦いながら、ぎりぎりの積極策を掲げていると思います。
しかしながら、今の経済情勢ではさらにしっかりとした手を打たないと失速する懸念があります。

引き続き、アベノミクスが成功するよう提案をしていきます。