昨日の参議院平和安保特別委員会の質疑。

日本の平和を守る抑止力の向上のために、必要な答弁を引き出すことができました。

それは南シナ海での機雷掃海について。
南シナ海は中国に押さえられると、中国が安定的に原子力潜水艦からの日本やアメリカへの核ミサイル攻撃能力を持つようになり、それをもとに領土拡張圧力を強め、極めて危険です。

現状、中国の原潜が潜航している東シナ海は水深が浅いため日米に探知されやすく、だからこそ中国は水深が深く探知されにくい南シナ海を躍起になって押さえにくるわけです。

その一貫として、中国が南シナ海に機雷を敷設する可能性がありますが、これまでの総理答弁では南シナ海では集団的自衛権を行使して機雷を除去することは考えていないとしていました。

しかし、私の問いに対して総理は、武力行使の新三要件に該当すればありうるとの認識を示しました。

これは大きなことで、日本がこのような姿勢を示したことは、この地域で中国が無謀なことをできないよう抑止力になるほか、東南アジア諸国にとってもアジアで唯一の機雷回収能力を持つ日本が役割を担おうと言うのは心強いことで、東シナ海の安定に日米とASEAN諸国が共同で対処するという強さが生まれます。

我が党そして私は、今後も建設的な議論を続け、日本の平和を守るため戦ってまいります。


南シナ海の機雷除去、首相「集団的自衛権で対応」(朝日新聞)
http://www.asahi.com/sp/articles/ASH7Y5RCLH7YUTFK00S.html