昨日のNHKアーカイブスは、1993年のNHKスペシャル「ドキュメント太平洋戦争」だった。
大東亜戦争時の海上輸送能力の喪失について明らかにし、一定の分かりやすさがあったが、「大艦巨砲主義」やベトナムでの餓死者の推計について最大値を確定的に用いるなど、安易な用語とバイアスがかかった内容だったのでややびっくりした。
1993年の番組なので、戦後教育を受けた世代が番組に中心的に関わっていたと考えられるが、もっと丁寧に用語を吟味し、丁寧に検証していればさらに深く分析できたのではないだろうか。
アメリカが植え付けた歴史観や用語が安易に使われていることについて勉強になった。