ウズベキスタン二日目は、サマルカンド州知事と会談。

サマルカンドは世界最古の都市のひとつで、世界遺産の素晴らしい遺跡があり、観光や国際会議の誘致に力を入れています。

私達も移動の途中に遺跡に立ち寄りましたが、建物のスケールが大きく、日本人が好む遺跡だと思いました。
ウズベキスタンへの日本人観光客が増えることが両国の関係強化につながるので、日本でウズベキスタンの遺跡の素晴らしさを広めたいと州知事との会談の際にも述べさせていただきました。

そして、州知事との会談では、いすゞとウズベキスタンの自動車合弁企業をはじめとして、合弁企業の状況や今後の可能性について意見交換しました。

いすゞの合弁企業はサマルカンドに工場があり、サマルカンドで使われる中小型トラックのほとんどを生産し、中央アジア諸国にもトラックを輸出するなど、ウズベキスタンとして大成功事例として捉えているということです。

ウズベキスタンが合弁企業に望んでいるのは、高い技術力をもとに現地中小部品企業の底上げを図り、合弁企業自体も輸出産業として拡大をしていくことで、今後は、繊維加工、農産物加工、建設、自動車産業についてさらなる進出を望んでいるとのことでした。

しかしながら、ウズベキスタンにおいては中国、韓国の進出が日本を上回っており、韓国は専用貨物空港まで現地と合弁で作っています。

これだけ親日的であり、18際まで義務教育が行われ、教育水準が高い国ですのでもったいないと思います。

本日夕方には駐ウズベキスタンの日本の商社の方々と意見交換をしますので、実状をさらに調査いたします。

知事との会談の後は、特急でサマルカンドから首都タシケントまで移動。

この鉄道も実は円借款で作られているのに、スペインの企業が落札。

揺れが大きく、日本企業ならこうはならないのになあと残念な思いもしました。

日本は、他国と違い正々堂々と入札や技術協力をしますので、競争に勝つには「日本でなくてはならない」といった部分が必要であると良くわかりました。

本日は、ウズベキスタン大統領と外務大臣がモスクワに急遽向かうため、財務大臣兼第一副首相、経済大臣、外務次官との会談に変更に。

ちなみに、今回のロシア訪問は、ロシア主催の第二次大戦戦勝70年式典への参加で、これまではロシアの参加要請を拒否していましたが、直前になってさらなる強い要請に抗えなくなった模様。

ちなみに、中国も参加するそうですが、アメリカは参加しません。