美しい日本の憲法をつくる宮城県民の会の結成大会が昨日開かれ、300人を超える方にお越しいただきました。


男性だけでなく女性も会場の3分の1ほどを占め、今こそ憲法改正をとの主張や提言を多くいただき、速やかなる憲法改正に向け行動しなくてはならないと決意を強くいたしました。私は宮城県民の会の会長代行に就任し、次世代の党の自主憲法草案について夏までに骨子を発表し、年内に完成版を発表することを述べさせていただきました。


基調講演では、田久保忠衛・美しい憲法をつくる国民の会共同代表がお越しになり、国際情勢から見た憲法改正の必要性についてお話になりました。



当日のNHKニュースでも報道されましたが、一方で憲法改正反対派として活動を続ける人たちもいます。

反対派には反対派なりの主張があることはわかりますが、そうした人たちに言いたいのは、「憲法9条で日本が守れますか?」ということです。


これまでは同盟国であり世界の警察であったアメリカの庇護のもと(反対する人が反米なのもおかしな話ですが)、日本は守られてきたわけです。


しかし、アメリカはもはや「世界の警察ではない」とオバマ大統領自ら発言し、その力が弱まったからこそ、中国が拡張政策を繰り広げ、ロシアが力によってクリミアを併合し、日本の領空付近でちょっかいを出しているわけです。そして、北朝鮮による不測の事態もあり得ます。
自らの国は自らの手で守れるようにしなくてはなりません。


近隣諸国が軽武装であったり非武装であれば、百歩譲って憲法9条が存在しても国は守れるかもしれません。しかし、隣国・中国は、スプラトリー諸島(南沙諸島)を力によって占領し、尖閣諸島についてもいつでも占領するぞとの姿勢を見せています。


「9条を守れ」と言う人たちに言いたいのは、あなたたちはそんな無責任なことを言って、国民の血が流れたり領土が奪われたりしたらどうするのですか?ということです。


スイスのように侵略者に対して国民一人一人が武器を取って戦うという気概があるのですか?侵略を受けた際、“平和な解決を”と訴えても、国民の命は奪われ続け、領土は侵食し続けられます。それは過去の北方領土でも明らかです。


「戦争が出来る国にするのか?」という9条の会などの主張も、誰も好き好んで戦争をやりたいという人はいませんし政治家にももちろんいません。
国を守るためにどのような手を打っていくのか、現実的にどのような手を打っていくのか、だからこそ憲法改正、特に9条の改正を行い、国防力と抑止力を高める必要があるわけです。


「戦争が出来る国」の主張をしている人は、それらの主張について日本の国防力が高まることを良しとしない国の工作が入っていることを知っているのでしょうか?知っていてやっているならばまさに売国的行為と言えます。


国や国民の命を自らの手で守ることは、世界の常識です。自衛隊の存在すら憲法に明記できない憲法では、もう国は守れません。今こそ憲法改正をしなくてはなりません。
http://www.nhk.or.jp/tohoku-news/20150501/4183011.html