とにかく政権批判をすれば良いというのではなく、国のあり方をしっかり考えるべきでは。

その1。民主党の細野政調会長が、安倍総理が国立大での国旗掲揚、国歌斉唱に関し「正しく実施されるべき」と我が党の松沢幹事長の質問に答弁したことについて「大学には自治があり、そこにある種の強制力を及ぼし得るような形で発言されるのは、非常に幼稚という感じがする」と批判。
アメリカなど他国では、私立の大学でも、国旗掲揚、国歌斉唱が行われます。大学の自治の問題ではなく、国として、国民としてのあり方が問われる問題です。
まさに、細野氏の論理は、国家を敬うことを忌避させようとしたアメリカの占領政策、戦後レジームそのものです。

その2。民主党の安住淳国対委員長代理が、自民党が、「やらせ」が指摘されたNHKと、テレビ朝日の関係者から事情を聴くことについて「言論の自由、民主主義で守らねばならない領域に触れる恐れがある。特定の番組に政治は口出しすべきではない」と批判。
私は、自民党による聴取は、事実確認に留めるべきであり、圧力や番組内容を改変させるような質問や言及は報道の自由を脅かすことになるので避けるべきと考えるが、一方で、NHK籾井会長に辞任を迫り、報道機関の独立性を脅かしたのはどの政党か。
状況によって、言うべきことが違う政治家は困るし、それは政治家ではない。

民主・安住氏、NHK聴取の自民を批判「口出すべきでない」 民主は聴取済みなのに…(産経)
http://www.sankei.com/politics/news/150415/plt1504150018-n1.html