昨日は、台南に農業視察に。


まず、先月に台南・嘉義の稲作の現状についてお話しを聞かせていただいた上水企業の陳会長に御礼を述べるためおうかがいし、その後、烏山頭ダムへ。


八田與一先生が作った嘉南大圳(かなんたいしゅう)を現在管理している嘉南農田水利会で、嘉南大圳の現状と農業の現状についてお話をうかがいました。



昨年は、台風がほとんど来ず(その分が日本へ)、水不足に陥り休耕しなくてはならない地域が出ていることや、分業型稲作、農家の高齢化など台湾農業の現状がよくわかりました。


その後、八田與一先生の銅像に花を手向け、お墓にお参りしました。復元された八田先生の住居跡も訪問しましたが多くの方が訪れており、台湾の方々に八田先生がとても愛されていることを改めて実感しました。


その後、昼食でコオロギの揚げ物や蜂の子やすっぽんにからすみなど、台南ならではの料理を食べた後、陳会長の古くからの友人である黃崑虎さんを訪問。


黃さんは、陳水扁総統時代に国策顧問を務められた方で、台湾李登輝友の会会長、現在は台湾之友會の会長を務められ、日台の友好親善にご尽力されています。


日本語は日本人以上にお上手、日本の現状を大変憂いておられ、「日本人はアジアの自由主義陣営のリーダーとしてもっと自信を持つべきだ」「過去は過去、今は今。戦争中のことをいつまでも反省していてはどうしようもない」と、激励の言葉をいただきました。


台北に戻る台湾新幹線の中でも様々教えていただき、土曜、日曜の様々な素晴らしい方との出会いは、私に日台の友好親善のためにもっと力を注ぎなさいという天命なのではないかと感じました。


引き続き、日台の関係がさらに強まるようしっかり活動してまいります!