本日、参議院国土交通委員会で高知県沿岸部を視察。


写真は、南海トラフの巨大地震で30メートルを超える津波が襲うという予測が出ている黒潮町の海岸。


当然、防潮堤では防げず、逃げるための手段として避難路を整備。避難訓練も町内で班分けをした上で綿密に何回も行い、いざという時にしっかり避難できる態勢を構築しようとしている。町の職員もそれぞれの地域担当の職員がいて一緒になって避難計画について考えているとのこと。


震災復興で巨大防潮堤を推進している宮城県沿岸とは大違い。高知県ではそもそも防潮堤に予算が付きづらく、防潮堤を作っても最低限の時間稼ぎしか出来ないというところから、避難道や訓練などのソフト面を充実させようとしている。


これが、津波から命を守る本来のやり方ではないだろうか。
何のための巨大防潮堤事業だろうか。