昨日、名取市の閖上の被災者の方々が暮らしている美田園第一仮設住宅を訪問。
定期的に訪問している仮設住宅ですが、改めて様々お話を伺ってきました。

こちらの仮設住宅で最高齢の方は90歳。ご高齢の方々は、閖上に公営住宅が出来た後の医療サービスや福祉サービスに不安を覚えています。

結局、閖上に戻っても一定規模の人口が無ければ、商店も医院も福祉施設も出来ません。
遠い距離を買い物や通院に通うことになります。また、若い世代の子育てに必要な幼稚園や保育園も無くなってしまい、せっかく復興しても著しく高齢化した街になってしまいます。

自治会長の高橋さんは、人口が少なくなっても高齢者と子供達がともに暮らせる環境作りが必要で、過疎地域も含めそういった取り組みに支援が欲しいとおっしゃっていました。

私もまさにその通りだと思います。一部地域では、高齢者施設と幼稚園・保育園施設が一体となり、お年寄りが子供に様々な知恵を教え、子供の元気を高齢者が感じて元気になるといった、共に生きる取り組みも行われています。

閖上をこうした取り組みを進める、モデル地域にしても良いと思います。
復旧後の姿をしっかりと考え、真の復興にしていかなくてはなりません。