午後は、加美町の最終処分場へ。道路は通っていますが延々山を登り山奥の標高600mの地点へ。
国がダム建設のため採石を行った「田代岳」が候補地ですが、写真の通り、岩石はもろく(白い部分・泥岩など)、分水嶺の頂上の部分であるため、ここから出た水は南北2方向の2つのダムに流れ込みます。

しかも、辺り一帯は地滑り地帯で、アクセス道路も地滑り地帯の中を通ります。そして、積雪は冬は3m。今は、11月から5月まで積雪のため立ち入り出来ない場所です。
ここに建設する場合、膨大なコストとリスクをはらみます。

本日現場を見て、加美町、大和町、栗原市いずれも最終処分場の候補地としては不適切との私の結論です。

放射性指定廃棄物は各県処理ではなく根本的に解決しなくてはならないと考えます。

我が党の最終処分場候補地に関係する議員(宮城・栃木など)では今チームを組んで、福島第一原発周辺の買い取り法案を再提出するとともに、放射性物質汚染対処特措法の改正案を提出するなどして、福島第一原発周辺の土地(東京電力敷地を含む)に放射性指定廃棄物の最終処分場を建設する方向での解決が出来ないか、準備を行っています。

秋の臨時国会で具体化をしてまいります。