月曜日の決算委員会では、調査捕鯨についても質問。

南極海におけるシーシェパードによる日本の調査捕鯨船に対する妨害活動は、瓶入りの酪酸や発煙筒を投げたりと、乗組員がけがをしたり、場合によっては命の危険にもさらされている状況です。
これに対処するために、海上保安庁の巡視船などを派遣し阻止出来ないかを質問しました。

実は、派遣や阻止にあたっては、妨害船が所属している国・旗国(きこく)の同意を取り付けなくてはなりませんが、日本政府は抗議はするものの、それ以上のことはこれまで行っていません。
そこで私は、政府として断固たる申し入れをして同意を取り付けるべきだと質問いたしました。

これに対しては、同意を取り付けることを含め一層働きかけを行っていくと、踏み込んだ答弁を引き出すことができました。

そして、4月26日から北西太平洋の調査捕鯨が開始されますが、頭数を減らしての調査になっていることについて質問いたしました。今回の国際司法裁判所の南極海での現行方式での調査捕鯨中止を命ずる判決では、捕鯨頭数が目標サンプル数に達していないことが論点としてあったからです。
計画頭数を減らして実際の捕獲数との乖離を少なくするという小手先のことはしないで、当初計画の380頭に捕獲数を近づける努力をすべきだと思うが、なぜこんな消極姿勢を政府が取るのかと、林農林水産大臣に質問。

答弁では、今回の判決が他の地域にも援用される可能性があるので、頭数を少なくし調査の実効性を上げるとのことでした。

政府の判断も致し方無いところもありますが、私からは、速やかに商業捕鯨の再開にまでつなげていくべきだと申し入れました。