昨日の参議院本会議。国家公務員法の改正法案について、党を代表して質問しました。
本会議での質問は初めて。前日には実際に登壇してリハーサルして臨みました。

実は私の父は元国家公務員なのですが、その息子である私が国家公務員制度改革に取り組む党に所属しているわけです。
私は官僚には優秀な方々も多いと感じていますが、現在の制度では組織の硬直化がみられます。

その観点から質問を行いました。真に日本国の発展に寄与する組織にするためには、前例にとらわれず柔軟な発想や行動が取れるようにしなくてはなりませんが、幹部職員の抜擢や登用について、平成22年に自民・みんなで共同提出した法案から、なぜ後退したのかを問いました。また、内閣人事局への業務移管も平成22年に共同提案した法案から後退していることや、災害や紛争などの非常事態時に速やかに体制強化を図れるのか?と質問しました。

平成22年法案からの後退については、稲田大臣から「後退していない。総合的に検討を続けた結果こうなった」という答弁。明らかに後退しているのですが、官僚への配慮があるのでしょう。
非常事態時の体制強化については、本法案の改正により、幹部職員の迅速な任命などを行えるとの答弁でした。

私も我が党も官僚組織を潰すのが目的ではなく、縦割りや前例踏襲などの“お役所ルール”を是正し、日本国が将来も持続的に発展できるような組織に改善することを目的としています。引き続き、この問題にも取り組んでまいります。