台湾と中国が昨年調印した「サービス貿易協定(自由化協定)」をめぐり、台湾での学生の抗議が続いています。
台湾の立法院(国会)では今月、「サービス貿易協定」の批准についての審議を行っていましたが、与党・国民党が一方的に審議を打ち切ったため、反発が広がりました。この協定は台湾の中小企業に打撃が大きいと、野党・民進党や台湾団結連盟などが反対してきましたが、学生は中国に経済的にも政治的にも飲み込まれてしまうと反発を強め、今回の立法院の議場占拠に至ったものです。

馬英九政権には、慎重な対応を求めたいと思います。学生の行為は違法ではありますが、台湾を思っての行動です。昨夜になって学生が行政院に突入、警察による排除というのはエスカレートしすぎですが、なぜ抗議を行っているのか、その思いを受け止める必要があると思います。

日本からも学生に対し応援の声が挙がっていて、協定に反対するシュプレヒコールの「退回服貿!」(トゥェイホェイフウマオ!)が日本語で「ほえほえくまー!」と聞こえるということで、日本から「ほえほえくまー」のイラストと「台湾加油」(台湾がんばれ)のコメントがあちこちに投稿されています。

↓「ほえほえくまー」関連の記事
http://snn.getnews.jp/archives/280863

http://www.appledaily.com.tw/realtimenews/article/international/20140322/364677/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%B6%B2%E5%8F%8B%E8%80%8D%E8%90%8C%E6%8C%BA%E5%8F%B0%E7%81%A3%E3%80%80%E3%81%BB%E3%81%88%E3%81%BB%E3%81%88%E3%81%8F%E3%81%BE%E5%8F%83%E4%B8%8A%EF%BC%81