昨日、特定秘密保護法案の採決が行われ、私を含むみんなの党は退席いたしました。
法案自体は、我が国の国防上必要な法案で賛成すべきものでした。
私も今朝までは退席ではなく賛成も考えておりました。
しかしながら、昨日の自民党の一方的な審議打ち切りと強行採決のみならず、採決自体の有効性が確認できない、すなわち、本来は本会議に上程できないということがわかり、上程を強行した時点で退席することにいたしました。

有効性が確認できないというのは、昨日の委員会採決の際の速記録に、採決が行われたという記載がないからです。

以下、審議打ち切り動議から強行採決時の速記録です。

○委員長(中川雅治君)石井浩郎君。(発言する者多し)
○石井浩郎君・・・・・・(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)
○委員長(中川雅治君)・・・・・・(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)
 [委員長退席]
 午後四時八分

以上、採決の有効性が確認できない状態です。これで本会議で採決をするということは、明治以来の憲政史上に汚点を残すことになります。
こうした理由から、最終的に退席の決断をしたものです。

今も国会の外では抗議活動が行われていますが、そもそもこの法案は、政治家や公務員の秘密漏洩を防ごうとするもので、マスコミや一般の人は悪意を持って情報を取得しにいった場合以外は罰せられないということを、自民党政権はしっかりとわかりやすく説明をすべきでした。
このようなことになり本当に残念ですし、賛成をしたかっただけに悔しいです。