朝食も取らずに車に乗り込み、一路愛媛へ。ただ、人間は正直なもので、やはり腹が減る。正確な名前は忘れたが、高速道路のパーキングにあるフードコートに入った。
昔、親父とドライブしたときは、必ずと言っていい程かけ蕎麦とソフトクリームを食べたものだ。その癖がなおらず、大人になっても運転しているときは、かけ蕎麦を必ずと言っていい程食べてしまう。
今回もそのつもりだった。ヤツを見るまでは。「家族蕎麦」。聞き慣れない名前だが、今まで見た中で一番大きなザル蕎麦だ。その風貌、オレを挑発しているようだ。「オレを平らげてみろ」と。
3人前はあるだろうその蕎麦を食べてる人はいるのだろうか、周りを見渡す。やはり、オレしかいないのか。よしオレが食べよう!!
出てきたヤツはやはりでかかった。これからお互いのプライドをかけた戦いが始まる。果たして勝者はどちらに・・・?
勝負は7分でついた。格が違ったと言う他ない。
オレはただの大きな器と化したヤツにこう言った。「家族蕎麦よ。もうひと回り大きくなってまた挑んで来いよ」と。
味はともかく、その勇気を讃えて1ポン。
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