俺のビジュアル道(笑) -2ページ目

貴重音源レビュー:meffist

と~~~~ってもレアな音源を入手しました!


meffist「meffist」

1.miss you
2.最後の夜

群馬革命の先鋒バンドmeffistの会場限定CD。
1999年6月27日に前橋RATTANで発売GIGが行われています。


群馬の大将CRESCENTがKISAKIに解散させられた(実際は違うかもしれないけど、世間的にはそう解釈されている)後、Matinaへ引っ張って行かれた(ものの、ぞんざいな扱いで群馬に帰ってしまった)バンドですが、これ以上の情報は全く知られておらず、そもそもいつからいつまで活動していて、Matinaバンドとしての活動時期はいつまでだったのか、どれだけの音源を残していたのかは不明。Matina信奉者でも、ラストライブがいつどこで行われたか知らないんじゃ…というレベルです。

このCDはSHIN(vo.)、亜希乃(gt.)、HIROKI(ba.)の3人のみの時期で、ドラムは打ち込みになっているようです。

#1はスピーディで攻撃的なビートに乗せてメロディアスなボーカルを聞かせる"This is ビジュアル系"なナンバー。
一聴すると単調な印象を受けますが、Aメロ~Bメロ~サビと、徐々に抑揚の幅を広げていくメロディの展開は聞きこむと「なるほど」と思わされ、また、クリーンのアルペジオとパワーコードのリフを組み合わせたプレイやボーカルと入れ替わるように滑らかに入ってくるギターソロなど、ギタープレイは上手くアレンジされています。(技術的に上手いとは言ってない)

#2は攻撃的なイントロから一転、ダウナーなボーカルラインを聞かせ、サビでメロディアスに展開するナンバー。
曲構成にしても、ノイズをまき散らすトリッキーなプレイからメロディを聞かせるプレイへと繋げるギターソロにしても、「〇〇ぽい」と言われそうなスタイルではありますが、露骨に「パクリ」と言われるものではなく、自分たちのスタイルをここから構築していこうとしているのが分かります。
また、この曲ではex-VAMPIREの瞬という方がベースを担当しているようです。(経緯は不明。ついでに言うと、VAMPIREさんもどちら様か不明。)


リズムセクションはイマイチ(打ち込みだからしゃーない)ですが、その他のパートは概ねプロダクションも(地方のドマイナーが自主制作した音源としては)それなりに良く、音楽性スタイルの方向性もある程度定まっているのが分かり、群馬革命の同志である麗音・CRESCENTよりも印象が良いバンドだったりします。

前述のとおり、Matina期(DT「BIRTH~」をリリースした頃)以外は、どういう活動をしていたのか全国的には全く知られていない群馬のド・マイナーバンドだったため、このCDも市場で見たことがない(存在自体、今回初めて知った)超レア作品で、音自体聞ける機会がなかなか無いかもしれませんが…なかなかのオススメ音源になっています。

貴重音源レビュー:DECAMERON

DECAMERON「THANK YOU(BLACK)」

1.ガラスの夜明け

2019年5月4日、京都VOX HALLで行われたDECAMERON30周年ライブ「名曲発表会」で、物販で買い物をした人に配られた特典CD。

特典とは言え、アルバム「Dearest」のオープニングを飾った(当日のライブでもオープニングナンバーとなった)名曲を再録した、このCDでしか聞けない、とても貴重な音源になっています。

入場者に配られた白盤の2曲同様、オリジナルに忠実な再録で、現代の音にアップグレードされています。


個人的には、オリジナル音源を聞きこんでいなかったこともあり、こちらの方が好印象のアレンジ/サウンドになっています。特に、Naokiのボーカルは、約30年前に比べると安定感が増しています。(年齢の衰えなんて一切無し!!)


白盤同様、事前告知が十分されておらず(Twitterのオフィシャルアカウントで告知をされてましたが、そのアカウント自体、今知りました)、物販席にCDが貰える旨を記載した貼り紙があり、買い物をする予定がなかったのにTシャツを複数枚購入(3点購入で追加プレゼントCDもあった)する人が続出する、嬉しいサプライズプレゼントになりました。


いや…これは貰わないとダメなやつでしょう…

貴重音源レビュー:DECAMERON

DECAMERON「THANK YOU(WHITE)」

1.すべてをこの愛に
2.BLUE STRANGER

元号が令和に変わった2019年5月4日、京都VOX HALLで行われたDECAMERON30周年ライブ「名曲発表会」で、入場者に配布されたCD。

「名曲アルバム」がバンドの代表作として有名ですが、収録はミニアルバム「BLUE STRANGER」から。

2曲とも新録で、#1はライブでも「一番大事にしている曲」と紹介し、アップテンポで軽快な演奏をバックに、ブランクや年齢を感じさせない力強いNaokiのボーカルを聞かせてくれます。

#2も軽快なリズムにキレのいいカッティングのギター、歯切れのいいNaokiのボーカルが絡むナンバー。

どちらもオリジナルから大きくアレンジを変えていないので、純粋に現在の音にアップグレードされた印象。

ギターは当日のライブでサポートをしたアベさん(ライブ中も「アベちゃん!」というコールしかされてなかったので、どこのアベさんかは存じません…)が担当。原曲のイメージを崩さない、良いプレイをしてくれています。ベースはクレジット等ないですが、ライブにも参加した「名曲アルバム」時のRyollanが担当していると思われます。(当日のライブは、前半をayaという女の子がサポートしていた)


こちらのCD、ライブ前に配布が告知されていなかったので、かまいたち(はちゃめちゃ狂バンド)目当てだった人にも嬉しいサプライズになりました。
また、物販で商品を3点買うと、盤面にDECAMERONのライブに参加したメンバー全員のサインが入った特別仕様盤が25枚だけ配布されていて、さらにレアなアイテムになっています。

 


結成30周年、昭和の時代から活動していて(昭和天皇崩御の時は関東ライブが中止になった)、平成の初期にシーンを盛り上げ…時を超えて令和の時代に新しい音を残している…と、最前線での活動期間は長くなかったとはいえ、改めて考えるとすごいバンドだなぁ…と思ってしまいます。

迷盤発見「Marvelous Cruelty」

あまりにも芳しい音源に出会ってしまったので、誰も見てなくても更新、更新。

 

 

 

Marvelous Cruelty「素晴ラシキ残酷」(通販盤)

 

1.黒ノ旋律

2.悲劇ノ調べ

3.奇劇ノ終焉

4.陰鬱ト影

5.悲哀故ニ…

6.逆サマノ夢

7.crisis for moon

 

生まれてくる時代を間違えた、古のダーク&ハードなコテコテビジュアル系バンドMarvelous Cruelty。

 

ドラムは打ち込みで、ツインギター編成。

ボーカリスト魁那のクレジットは「絶叫」。

平成を終えた令和の大阪で活動しております。

 

4月に「RTした人に抽選で13名に新曲デモテープをプレゼント」という企画をTwitterで行い、応募期間終了後に「RTしてくれた人全員にプレゼントします」と企画変更した太っ腹なバンドで、個人的にはそこで初めて名前も知りました。(過去には結構な数の音源(それもデモテープ中心)をリリースしているようですが)

 

デモテープ配布後、新音源としてTwitter上でリリース告知されたのがこのアルバム。

 

限定数は驚異の49枚…アマチュアバンドかよ。

しかし、Twitter企画で知った人も多く、「貰いっぱなしでは悪いな」と思った人も多かったようで秒殺完売。

 

そんな、ドマイナービジュアル系シーンに高くアンテナを張ってた人には大注目の一枚になっています。

 

 

というわけで、まずは装丁からチェック…

3500円(送料込)というお値段だったのですが…限定数からも分かる通り、CD-R。

ジャケットは…紙ペラ1枚で、裏面に歌詞をまとめて掲載。

 

値段に対して、仕様が同人レベル!!

本当にアマチュアか⁉

 

まぁ、デモテープ配布でかなりお金使ったでしょうから…大目に見て、肝心の音を見ていきましょう。

 

曲名に平仮名を使わないという徹底ぶりからも、La:Sadie'sやMadeth gray'll、Deshabillzといった、’90年代中~後期のコテコテバンドからの影響を受けているのが分かりますが、実際の音も、当時のバンドの音源が20年ぶりに発掘された…と言っても通じるくらい、スタイルやサウンドメイク、プロダクションが当時のレベル。

 

現代のテクノロジーで、今風にアップグレードされた…ということも一切ありません。

2ch同時入力の8chMTRで宅録したかのようなチープなプロダクションになっています。

 

#1はイントロダクション的ナンバー。不気味なSEをバックに語りを聞かせ、次の曲に雪崩れ込む…と思いきや、まさかのアカペラ歌唱を聞かせてくる、ボーカル(クレジットは“絶叫”ですが、便宜的にボーカルと呼ばせてもらいます)の演じぷりが気持ちいいオープニングになっています。

 

#2は前述のTwitter企画で配布されたデモテープ収録曲。聞き比べてないですが、おそらく同じテイク。

ツタツタビートをバックに、“絶叫”の通り名に恥じないボーカルを聞かせてくれるハードナンバーになっています。3分に満たない時間でそれなりに起伏があるメロディライン/曲構成なので、単調になりがちなところを上手く聞かせることができていると思います。

 

…というか、これ、本当に20年前のバンドじゃないよね?

 

#3もスピーディでハードな音使いのナンバー。

ギターの単音リフやボーカルラインがメロディアスなイントロ~Aメロ、ツタツタビートでヘドバンを煽りそうなブリッジとなりそうなBメロ、再びメロディアスにボーカルラインを聞かせるサビと、お約束通りの曲構成になっていて、当時のバンドを知ってる人が聞いたらニヤニヤが止まらないかと思います。

 

#4はスピーディ&ヘビーなビートをバックに面白い音階で叫ぶナンバーで、1分半ほどで一気に聞かせてきます。

 

#5はギターのアルペジオをバックにしっとり歌い上げるイントロダクションから、疾走感に乗せてメロディアスに聞かせるビジュアル系的キラーチューン。ビジュアル系ならこういう曲を持っていないといけないし、こういう曲で耳を引き付けられなかったら存在価値無し…くらい「外してはいけない」ナンバーですが、教科書通りツボを押さえた上々の出来です。

ギターソロが二部構成になっているのもポイントが高いですが、できればツインでのハモりを聞かせてくれたらなぁ~、という印象。

 

#6はLamielぽい面白い音階のギターリフが印象的なヘビーナンバー。

サビで一気にメロディアスに聞かせてくる曲構成も〇。

 

#7は通販盤のボーナストラック。会場で販売する分は違う曲になるんでしょうね…

ヘビーなギターをバックにメロディアスなボーカルラインを聞かせるナンバーで、アルバム中最も長尺(と言っても4分)になっています。この曲も少しLamielぽい印象を受けます。

 

 

と、各曲で「メロディアス」という単語を出しましたが、ダーク&ハードな中に、ちゃんとビジュアル系らしいボーカルラインを聞かせる部分があるところは好印象で、仮に20年前に存在していたとしても、「聞きどころがある」と音源購入はしてたんじゃないかなぁ~、と感じます。

 

また、今のバンドが懐かしんで、今の録音技術でCDにすればいい物を“わざわざ”ダウングレードしてデモテープを作るのではなく、“デモテープでちょうどいい”程度の録音環境で作成しているところも、こだわりを感じます。(もし、そういう環境しかないなら応援したくなる)

 

各パート、決して上手いとは言えませんが、当時のバンドへのリスペクトを感じる再現度になっていて、当時のバンドが本当に好きでよく研究しているんだろうな、と感じさせられます。そう思うと、技術的拙さも当時ぽいです。

 

今後も、ライブでの音源配布や限定音源の通販、無料ライブ等々、アクティブな活動をしていくと思われます。

 

“あの頃”のバンドが好きな人にはぜひチェックしていただきたいですね。

 

 

 

 

Official ChannelのPV。

もう、100点満点でしょ、これ。

貴重音源レビュー:La'Mule

La'Mule「vs GOD」

 

1.vs GOD (Live)

 

La'Muleが2002年末にリリースしたシングル「サイコダイヴ」に伴うツアー「tour DIVE」を締めくくる東名阪ワンマンで、それぞれの会場で配布されたライブ音源。

 

こちらは東京公演、ON AIR WESTで配布されたもの。

各会場、収録曲が違ったようですが、それぞれどの曲だったかは各自調べてください。

 

La'Muleのライブ音源と言うと、リリースされたこと自体が黒歴史と言っていい1999年のON AIR EAST、渋谷公会堂でのライブCDが、未編集でトラック分けされて無いとか、まともなマスタリングがされていなくて、ほとんどファン録りのテレコ音源レベルだとか、悪い思い出しかなかったですが…

 

こちらは、バンドサウンドとボーカルがちゃんと分離され、バランスの良いミックスが施された音源になっています。

また、後期の楽曲らしく、変化に富んだ音数の多いアレンジを上手くライブで再現しており、ライブ巧者ぶりが垣間見れる音源になっています。

ただ、「数あるマテリアルからのベストテイク」というわけではないようで、ピッチがずれたりする部分も聞かれますが、そもそもLa'Muleのライブ音源は前述の黒歴史を含めても、あまり残されていないため、聞けるということ自体が貴重かもしれないです。

 

また、動因自体が全盛期と比べかなり減っており、また、CDリリースならともかく、ライブの告知を雑誌に大きな広告を打つということもしにくい時代だったため、このツアーでCDが配布されていたこと自体が知られてなくて、配布数も市場に出回る数も多くなく、稀少さもある音源です。

 

FC向けに送られた当時のフライヤー。

CD配布の文字も小さい。(笑)

 

 

個人的には、後期になるにつれ、バンドの完成度が上がり、ボーカルの安定感も上がって行ったため、売上・動因ともメジャー級だった全盛期の頃よりも好きなので、後期の音源は揃えておきたいんですが…

 

このツアー配布CDは特に入手が難しいシリーズといえそうです。