moriyama daido's tokyo | Un petit journal

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日々のささやかな出来事を、写真と共に・・・


ロンドンで観光した時、Tate Modernへ行ったら、ちょうど前日まで開催していたのが森山大道の写真展でした。

海外で、同じ日本人の展示が観れたら面白かったな〜なんて思っていたら、展示は終了していたものの、10分くらいのインタビュー映像が流れていて、そのラストの言葉が印象に残ってる。

その時で確か72、3歳だったと思うけど、「50年ずっとスナップを撮ってきても、街を老いた目で見たり、分かったような目で見てない」みたいな事を言っていて。
「写真は欲望の現れ方だから、その年代に寄って欲望の質とか量は変わるから、撮っていて飽きる事がない」
そんなような言葉も言ってた。

若い時より今の方が撮る行為を楽しんでいるように見えたし、その一生現役でいられる感性が最高にカッコ良くて。

ずっと同じスタジオで写真を撮っていると感覚的に麻痺しちゃう時があるから、とても刺激を受けた映像で、Tate Modernで何周も同じ映像を観てたな。

こういう仕事をしていて何だけど…
フォトグラファーには関心が薄く、疎い方で、この写真好きだな〜とか感覚的に思う程度。
それでも森山大道の展示は、その映像の言葉の影響で、産休に入ったら絶対観ようと思っていたので、観れて良かった。