欅坂界隈は昨日から今空前のカオス状態ですね。


坂道研究生加入
てちTGCサプライズ出演
オダナナスキャンダル
欅坂46遂に選抜制導入


消化しきれませんよ。

まず、気持ちを落ち着けて整理しよう。
現在欅坂46は1期生17名、2期生9名合計26名います。これまで最大21名でパフォーマンスしていたので、5人程度増えただけで禁断の選抜制を導入するというのはちょっと考えづらいです。やはり研究生加入ありきで事が進んでいるような気がしますね。

選抜制というのは、一見競争意識が生まれるからメンバーの中だるみを防ぐ利点がある一方、様々な弊害もあります。個人的には弊害しか生まれないと思っています、少なくとも欅坂においては。
デビュー前はまだ全員選抜というシステムはなく、この先選抜でふるい落とされるという危機感がメンバーにありました。長濱ねると平手友梨奈が急接近したのはこの頃です。平手友梨奈は、メンバーが個人主義(グループのことより、いかに自分が目立つか?ということなのかな。)であったことに、寂しさ(てちはこの頃から自分が目立つことよりグループのことを第一に考えていた)を感じていました。精神的な孤独を感じていたんですね。そして、途中加入でまだグループに溶け込めず物理的な距離を感じていた長濱ねるとシンクロしたんです。

そういう個人主義のメンバーが全員選抜という大きな安心感のもと、全員で作品を作り上げることにやりがいを感じて、いつからか自分自分ではなく、グループのために、メンバーのために。という考えに変わっていったのでしょう。
おそらく、当初は運営側も乃木坂のように選抜制にするつもりだったのでしょうね。だから、下部組織であるひらがなけやきを作った。しかし欅ちゃんたちは運営側の思惑とは大きく外れて、思わぬ化学反応を起こし始めます。

お化けセンター平手友梨奈を先頭に、披露するたび進化するパフォーマンスを磨き、一体化していったのです。2017年欅共和国で、坂道AKBの「誰のことを一番愛している?」のパフォーマンスが最たるもの。あのパフォーマンスは本家を越えてました。一体感という意味では。


そういう欅独特の全員選抜というシステムをアンチは「ぬるい」「安心しきっているから、けやかけで頑張らない」などと攻撃してきました。それは一部否めないところもあります。だけど、ダンスが苦手なぺーちゃんやむーちゃん、なーこはもの凄く努力をして、随分ダンスも上達したんですよ?ぺーちゃんはいつも練習していると、メンバーが言っています。決して全員選抜に胡座をかいていたわけではないのです。
人見知りで内向的な性格の子が多いので、バラエティーや握手会が苦手なメンバーもいるわけで、胡座をかいているからではないと思います。


こういう歴史があって、皆自分が目立つことよりグループのためにという気持ちで活動してきたんですよ。それが選抜制になったらどうでしょう。再びデビュー前の個人主義に逆戻りしてしまうのではないでしょうか。作品を良くしたいじゃなくて、自分がいかに可愛く見えるか?という私の大嫌いな典型的なアイドルグループになってしまう。こういうの、平手友梨奈は一番嫌いなのではないのか。



・・・全然整理できないし、納得できない。
何かこの感じ、モーニング娘。の崩壊の始まりのときに似ている。今のモーニング娘。が好きな方にはごめんなさい。全盛期のモーニング娘。はそれは勢いが凄かったですよ。4期(加護亜依、吉澤ひとみ、辻 希美、石川梨華)が加入し、市井沙耶香が卒業したあたりでしょうか。その後5期が加入するあたりから、ちょっと雲行きが怪しくなってきて。エースの後藤真希が卒業、ハロマゲドンという悪名高い大改革を進めた結果、坂を転げ落ちるように急速に人気が落ちたと認識しています。


運営さん、メンバーたちに危機感や刺激を与えるのは大切なことです。しかし、時期を見誤ったり、ファンのの気持ち無視はいずれそっぽを向かれると思いますよ。もし、9thでてちが不参加、もしくは酷い方法でメンバーを傷つけるようなことがあれば、CDは買いませんし、欅坂からも距離を置きたいと思っています。どうか、これからも欅坂を好きでいさせてもらいたいものです。