統一詐欺? | つれづれなるまゝに

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狂ひたるモノ・侘助

日本抜きの統一外交で勝負に出た朴槿恵大統領
MSN産経

一部抜粋
>朴氏は「統一の障害は核問題」としながらも、
>南北を分断する非武装地帯(DMZ)の世界平和公園構想や
>北朝鮮北東部の羅津・ハサン物流基地構想など
>開放誘導策を検討させている。

>韓国政府は平和統一への国際コンセンサス作りのため
>このほど、在ソウルに公館のある21カ国の大使らによる
>「韓半島クラブ」を立ち上げた。
>ただ、このクラブに日本は米国、中国と並んで入っていない。

>「韓半島クラブは北朝鮮とも国交があり、
> ソウルの公館が南北の代表部を兼任するところだけだ。
> だからEU、カナダ、オーストリア、ニュージーランドなどで
> 日本は該当しない」(韓国外交部)

んと、記事中にある北朝鮮北東部の羅津
ってのは
先日書いた記事に出てくる『羅先特別市』と同じ場所ね。
んでロシアと北朝鮮の間では
教育・保健・エネルギーといった
3分野での合同事業が想定されてると推定されとる。

となるとココで韓国政府が掲げてる統一事業と
がっぷり衝突する訳だ。
『韓半島クラブ』とかいう代物に『六者協議』の面々が
含まれてないというのも
朝鮮半島の内情を熟知してるからこそ、
その面々を除外したように思える。

そもそも韓国主導で統一事業が進展するとも思えぬし、
東西ドイツの統一という経験を踏まえれば
『投資需要は高まっても、利益を生み出さない』
という結果しか見えてこない。

朝鮮半島を舞台にした『原野商法』だべな。
其れ程までにアノ国では外貨資金が枯渇気味なのかも知れん。

で、
この韓国の動きの背後には
中共の思惑が色濃いように感じるのよ。

米国は朝鮮半島への関与を減少させてる。
『戦時作戦統制権の返還』ってのもあるし、
昨今の韓国政府の『中共への擦り寄り』ってのに辟易。

米国としての目下の懸案は『内需復興』と思われる。
であるからこそ、軍備の縮小ってのも推進中。
ようは米国本土の守備と保有する権益の護持が主題であって

権益の確保が儘ならない地域の米軍に関しては
コストがかかるだけの存在という観点から撤退傾向。

そんな状況下で
北朝鮮は中共から距離を置き、ロシアと接近。
中共は米国の影響力低下に伴い、韓国に接近。

ぶっちゃけ朝鮮半島の現状は
中露の主導権争いが勃発してるように思える。

この件、日本が直接関与する必要を感じない以上、
どーでもいい話なんである。

そもそも朝鮮半島の南北問題ってのは『内政問題』なんで
外国が関わる事が問題を複雑化させる要因になってる。

こーいう案件に外国の助勢を必要とする辺りに
アノ国の国家経営能力に脆弱さを感じもするが
『大韓民国』は民主主義国家であるから、
その責任を負うのはアノ国の人々なんである。

『悲哀』と捉える向きもあるが、同情の余地は無いわな。

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