介護するひと、される人 | WABBIT HOUSE

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アートの力であなたに笑顔を

8月21日一つの実験的講習を行いました
自宅で認知症状のある母と暮らし始めて
同居の大変さをずっしりと感じています
 
かねてから自身の癒やしになると感じていたパステルシャインアートで
介護ストレスの軽減を経験しました
 
また、パステルシャインアートを描くことで
朗らかになる母を感じました
 
なら・・・・
他の方にも有効ではないか・・・・?
 
自宅でお母様と暮らし始めて8年たつ友人の協力を得て
介護する人、される人の心の変化が知りたくて
講習の機会をいただきました
 
この講習には、私の母にも参加してもらいます
それは、来ていただくお母様に安心していただくためです
 
こちらのお母様は、脳出血の後遺症で
高次脳機能障害があるので、たくさんの色の中から
色が選べないのではないか?
とご心配でした
 
そのことを踏まえ
ゆっくりと
追い立てることなく
納得するのを待って
作業をすすめさせていただきました
 
はじめに黄色のパステルを選んでいただき
円をゆっくり描く
 
知らない人が来ることで
今日はパステルやりたくないとわがままを言い始めた母が
「パステルを削るときは力を入れる方がいいですよ」
なんてアドバイスしています
はみだしていいんですよ
ゆっくりゆっくり
そう言いながら進めます
 
昔の方は、おくゆかしく
遠慮深く
主張しない
 
それでも時間を差し上げれば
色も選べるし
気持ちも込められる
できた絵が
こちらです
 
 

ニコニコ笑顔を描いていていただきました
 
母と私のニコニコ笑顔は色合いが似ていました
顔もこだわって描いていました
 
 
次に母たちには、金魚を
友人には、赤のみで描いてもらいました
 
ずっとお母様を気にされていた友人は、
赤のみで描き始めたら
自分の世界に入りました
 
その方がお母様も、頼ることなく
自分で色を選び描き始めることができます
 
お母様、紫とオレンジを選んで
金魚の配置も考えて
描かれました
描き終わりにくるくる回して
金魚が上を向く構図を選ばれました
 
なんとも素敵です
友人は赤のみで描くと
隣からの強いパワーを感じたそうです
熱いものを感じつつ
赤のパワーを出していったようです
 
 
友人のお母様の普段の様子は知りません
ですが
描き終わりには、笑顔でした
普段は、あまり外にもでたがらないと聞きました
 
「今度一緒に紅葉でもみにいきましょう」と
お誘いすると
是非と答えてくださいました
その変化に友人が驚いていました
 
 
その後の様子もうかがいながら
この講習の効果を検証して行きたいと思います