なんだか体調がいいんだか悪いんだかわからないヒジカタです。

人間の体って不思議なもので、「今は体調を絶対に崩せない!」と思っているとなぜか致命的に体調を崩すことがなく、ちょっと気を緩めたりするとそれがどーんと背中に載ってきたりします。

確かにちょっと風邪かな?という自覚症状はあるんですが、身体がそれを否定しているような、そんな感じでしょうか。

時々こういう状態になることがありますが、感覚としてちょっと不思議なんですよね。


はてさて。

最近、色々と思ったりするのは、人間の想像力って凄いなあ、ということ。

時として直接的な描写よりも、想像力をかきたてる描写のほうがよりリアルに感じたりする、というのはだれしもが感じていることだとは思うのですが、ことこのジャンルはそれがすごく強い、と言いますか。

決してリアルではないものであるからこそ、想像力によってリアルにしなきゃいけないし、リアルにしやすい、という言い方が一番近いのかもしれません。


たとえばですが、そんなところで生まれ育った経験などなくても、緑に囲まれた田舎町の景色を見ると懐かしさを感じたりするのは、おそらく「懐かしい」という感覚が経験ではないところに支えられたリアリティによって構成されているからなのだと思いますが、それと同じようなことが働いているのかな、というような。


そういうところで働く「想像力」というやつは本当に無限大で、そこにリアルさを感じたり、あるいはアダルト表現は一切ないのになんとなくえっちっぽさを感じたり、そういうことがあるのかな、と。

漫画のネームやイラストなど、色々なものが上がってきていて、それを見ながらいろいろと想像していると、そんなことを感じたりするのですね。


人によって見方はいろいろあると思います。

オトコの娘キャラクタに自分がなったつもりで見る人もいれば、それを第三者視点で見る人もいるでしょうし、それはもう、さまざま。当然のことです。

たとえば前者ならば、自分がそのキャラクタになったら、というところからはじまる想像ってホントに無限大で、それはちょうど、現実でもゲームやアニメでも、可愛い服を見たときに「ああ、この服着てみたいなあ」と思うのと似ているのかも。

同じシチュエーションで後者ならば、「これをあのキャラクタに着せてみたいなあ、着せてみたらどうなるかなあ」でしょうか。

またそのほかにもいろいろあるかも。


難しいこと言ってるようですけど、結局、

「コレ、そういう表現ないのにすごいエロく感じる!」

ということがこのジャンルは多いなあ、ということなのですが。


成年向けの本じゃないとできないことがあるのと同様、全年齢向けじゃないとできないこともあるはずで(別にアダルト表現に限ったことではなく)、それがうまく出せればいいなあ、と、そんなことを思いつつ、作業は順調に進行しておりますです。