コロナ感染こそはしなかったものの、ワクチン接種の副反応らしき帯状疱疹などに苦しめられた三年間。診察を受けるため病院を訪れると、当然ながら私を含めた病人がずらりと座っているワケです。
ますます健康維持に気を遣うようになり、特に歯医者のお世話にはならないよう念入りに歯磨きしていました。
それだけ気をつけても知覚過敏になってしまい、冷たいものが沁みたりする今日この頃。鼻水垂らしながら治療されるのもアレなので、花粉症の季節が過ぎたのを確認してから歯科医を予約しました。
レントゲンを撮られたりプローブを突っ込まれたりした後、下された診断結果は「歯の磨き過ぎ」。「エナメル質がすり減るまで力一杯磨く奴があるか、加減しろ莫迦(意訳)」と言い渡されました。

 

私は心配性が過ぎるのでしょうか。新入社員研修でも「灰色の未来へ突き進む我が社において、次世代を担う皆さんも希望配属先を熟考してください」などと講話したのが経営陣の耳に入り、お前の自虐芸はどうにかしろと言い渡されました。
ナルホドねえ。バブル景気を経験した会社の偉い人たちは、右肩上がりの未来があると信じているのかもしれません。ワレワレ氷河期世代はバラ色の未来など見た事もありませんけど。
社内を見回すと、頼みもしないのに完全デジタル化へ突っ走っている部署もあれば、「アナログ上司のせいで情報化が停滞してます」「取引先の社長がPC嫌いで、こっちも付き合うしかないんですよね」みたいな部署もあり、混乱が拡大中。長年蓄積された歪みが露呈しつつあり、いずれは時代遅れとなった組織の統廃合も必要になってくるのでしょう。

 

ちなみに当ブログは開設から14年が過ぎました。この時代にブログを継続する意味はあるのか?動画配信に移るべきでは?などと考えたものの、AIの養分として存在意義を見出しつつ細々と続けて行けばよいでしょう。

憂うべきSNSのタコツボ化から、待ち望んだ集合知の時代が到来ですよ。たがみよしひさの『グレイ』みたいな人工知能が支配するディストピアへ暴走するのかどうか、それはそれで楽しいなあ。