生年月日 昭和10年生れ

犬種 ラフコリー

性別 兄妹

地域 

飼主 

バック 牡 堀江鐵五郎氏

エル 牡 遠山芳三氏

メリー 牝 堀江鐵五郎氏

 

日本コリー犬協会登録犬。

 

バック

「之も二度目の受賞犬で、豊島氏のジヨツク及デツキ號(豪州産)の仔。ストツプ稍嶮しい感あるが、顔にやさしみのある美麗な感じを與へる犬である。毛ぶきが淋しく全体から受ける感じが少しパンヂーで骨格的に今少しマンリーであり度い。右前脚第一関節以下が心持ち外向の幹事があるが、幼犬時代に於ける軽い骨軟症の結果かと思ふが、姿態歩様に何等の影響無く内地産としては優秀なものであろう」

 

エル

「堀江氏のバツク號と同胎の兄弟で、今回始めて審査した犬である。其の發育振り、骨格の頑丈さ、ボデイ全体から受ける野性味に於て出陳犬随一の見事なものであつた。只だ惜しむらく其の歩様に於て著しき低下を示し、後脚の踏み込み殆んど無く、引きづる如きホイツプトロツトを使つた爲め尻は出つ尻となり身体全体のバランスを失つて居た事は誠に残念な次第であつた。

若し飼育者にして今後其の監理に心を至し適當の引き運動を試むれば、來る秋期審査會に於ては相當の好成績をかち得るものと思ふ」

 

メリー

「バツク號と同腹の仔。線の柔かい無難な牝であるが、成犬として今少し骨太であり度い。歩行の際右後脚の外輪に出る癖があるが、之も引き運動に依り矯正せらるべきである。西岡氏のチエリ―號と第一席を競つたが、チエリ―號の未成犬なるに勝を譲り第二席として入賞したものである。以上長々しく駄弁を労し、儒子浅學の身を以て御愛犬に對し種々失禮な暴言を恣にせし罪、御寛怒を乞ふ次第である」

大日本畜犬聯合共進會 昭和12年