「月桜姫って知ってる?」
戦が終わったあと、私たちは、部屋にいた。
「つくらひめ?知らねーな。」
晋助が言った。
「俺もだ。」
続いて銀時が言った。
「小太郎は、なにか知ってる?」
「・・・昔、聞いたことがある。その遥か昔の話だ。美桜と同じような金髪の女子(おなご)がいたそうだ。
そやつも、また、戦場を駆ける戦士だった。その者がある戦に出たときのことだ。
その日は、綺麗な三日月だったらしい。だが、急に満月にかわったそうだ。そして、一筋の光が彼女を照らした。 その姿をみた、敵兵の1人が言った。”月明かりに照らされし舞姿、舞い散る夜桜の如く。月桜姫”だと。」
「なんか、あれだな。童話とかに出てくるなんとか姫と似てるな。」
銀時言う。
「それ、かぐや姫でしょ。全然似てないし。」
私は、募る不安を隠しながら言った。
「おい。美桜。その首筋にある痣はどうした?」
晋助が言った。
「・・・え・・・?」
急いで、鏡の前に座る。
私の中の不安は、どんどん込み上げてくる。
「なに、これ・・・・」
「どこかで打ったのか?」
「てめーじゃないんだよ。美桜が、んなだせぇことするかよ」
「え?何?バカ杉くぅぅぅん。誰が、ドジだって?」
「誰がバカ杉だ。くそ天p「まて、話には、続きがある!!」
小太郎の声に驚いた2人は、静かになった。
タイミングをみはからって小太郎は、話はじめた。
「月桜姫には、三日月の痣があったそうだ。」
・・・・・・
静まりかえる部屋。
「・・・え?それだけ?もっと大事なこととかあるんじゃないの!?」
銀時が言った。
「いや、これで終わりだ。」
「ひとことじゃねーか!!!!」
騒いでる銀時たちを横目でみながら美桜は、ただ呆然と立ち尽くしていた。
美桜にできた痣も三日月の痣だった。
*続く