「月桜姫って知ってる?」


戦が終わったあと、私たちは、部屋にいた。


「つくらひめ?知らねーな。」


晋助が言った。


「俺もだ。」


続いて銀時が言った。


「小太郎は、なにか知ってる?」


「・・・昔、聞いたことがある。その遥か昔の話だ。美桜と同じような金髪の女子(おなご)がいたそうだ。

そやつも、また、戦場を駆ける戦士だった。その者がある戦に出たときのことだ。

その日は、綺麗な三日月だったらしい。だが、急に満月にかわったそうだ。そして、一筋の光が彼女を照らした。  その姿をみた、敵兵の1人が言った。”月明かりに照らされし舞姿、舞い散る夜桜の如く。月桜姫”だと。」


「なんか、あれだな。童話とかに出てくるなんとか姫と似てるな。」


銀時言う。


「それ、かぐや姫でしょ。全然似てないし。」


私は、募る不安を隠しながら言った。


「おい。美桜。その首筋にある痣はどうした?」


晋助が言った。


「・・・え・・・?」


急いで、鏡の前に座る。


私の中の不安は、どんどん込み上げてくる。


「なに、これ・・・・」


「どこかで打ったのか?」


「てめーじゃないんだよ。美桜が、んなだせぇことするかよ」


「え?何?バカ杉くぅぅぅん。誰が、ドジだって?」


「誰がバカ杉だ。くそ天p「まて、話には、続きがある!!」


小太郎の声に驚いた2人は、静かになった。


タイミングをみはからって小太郎は、話はじめた。


「月桜姫には、三日月の痣があったそうだ。」


・・・・・・


静まりかえる部屋。


「・・・え?それだけ?もっと大事なこととかあるんじゃないの!?」


銀時が言った。


「いや、これで終わりだ。」


「ひとことじゃねーか!!!!」


騒いでる銀時たちを横目でみながら美桜は、ただ呆然と立ち尽くしていた。


美桜にできた痣も三日月の痣だった。





*続く





ザッ


グサッ


あたりは、人や天人(あまんと)の死体や血生臭い匂いが漂っている。


ここは、戦場。


天人vs人間の生死をかけた戦いの場所。


「白夜叉だーーー!!!一気にかかれーー!!」


敵の頭が言う。


ドドドドドドドドド


地響きのような凄まじい勢いで天人の軍がきた。


狙いは”白夜叉”こと、”坂田銀時”


銀時は、他の天人と戦っている。


美桜は、援護にまわった。



ザシュ―――――


ズバッ


次々に攻めてきた天人達を倒す美桜。


「・・・余計なことしてくれるじゃねーか」


敵を倒しながら、話す銀時。


「無駄口叩いてる暇があるなら、早く倒せ。」


同じく、敵を倒しながら言う美桜。


「・・・・」


ザッ


「そ、その刀、・・そうか、選ばれし者か・・・月明かりに照らされし、舞姿・・・・舞い散る、夜桜の・・如く・・

月桜姫・・・・・」


美桜が、倒した敵が最期に言った言葉だった。








*続く

これで、いい?と言ったような顔を銀時にむけた。


「お、おう。お前、相変わらずすげーな。」


銀時がそう言うには、訳がある。


美桜が歌えば、風が吹き、小鳥たちがさえずり、動物たちが集まってくる。


どこか、中二病くさいが、れっきとした美桜の能力だった。


しかし、ある日を境に歌えなくなった。


攘夷戦争に出始めて、数日経ったころ。


ある刀を拾った。


その日の夜。


夢を見た。



来ないで・・・・


近づかないで・・・


辺りには、なにもない。だが、確かに嫌な気配がするのだ。


歌うな。


歌うのをやめなければ


目の前に鬼が現れる。


その鬼に左手には、銀時、桂、高杉の3人が握られていた。


3人とも、苦痛の表情を浮かべてる。


いや・・・!!!!


やめて!!!


3人を放して!


お願い!


3人を殺さないで・・・


鬼が言う。


歌は、歌わぬな?


目から涙が溢れ出す。


ただ、うんうんと頷く。


桜が舞い散る。


視界が白くなっていく。


最後に、鬼は、言った。


”お前の体を借りるぞ・・・‘‘


「っ・・・!!ハア、ハア・・・」


目が覚め、飛び起きた。


ちょうど、そのとき襖が開いた。


「晋助・・・」


「いつまで寝てる。早く仕度をしろ。」


「っ、うん。」







*続く





追記


昨日は、小説を更新できなくてすいませんでした。


おはこんばんはヾ(@°▽°@)ノ


ちちゃとです。


やっと、テストの日々が終わりました。


もうすぐに、そのテストが返却されますが、私は、ばかですからね。・°・(ノД`)・°・



そんなことより、おかげさまで恋☆music第二章‘‘月桜姫の秘密~表~”にいくことができました

。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。


ありがとうございます!!!!


これからも精進していきますゆえ、どうか、応援の方、よろしくお願いいたします。


できるだけ、毎日、更新していきます。

十数年前の満月の日。



「綺麗な、満月だなぁ。」


誰もいない縁側で夜空に大きく輝く月をみていた。


「お前の髪と同じじゃねーか。」


後ろを振り返れば銀時が立っていた。


「っっ!寝てたんじゃなかったの!?」


「お前が、どこか行っちまう夢みて目が覚めた。」


少し頬を染めながら言う銀時。


しかし美桜は、落ち着いた様子で


「あ、あそう!でも、子供は、寝るときが1番育つのよ。ってことで早く寝ろ。」


意外にも少し戸惑いを隠しきれなかったみたいだ。


「余計なお世話だよ!!!!」


「美桜、寝れないから歌、歌ってくれねーか?」


「は?え?歌?」


「そう。」


「ったく、仕方ないな。」



歌いだす美桜。


君との出会い

運命なのかもしれない


幸せな日々の中に君の姿

時に笑い、ときに怒りときに悲しむ君


ずっと、いたいと思える

きみを守りたい。


好きな君を。

何年先も。どんなことがあっても好きでいれたらな。







*続く

「あ、そうだ、小太郎」


美桜は、桂の名を呼んだ。


「なんだ。」


「あのときのことまだ、覚えてる?」


「・・・あのときとは、いつのことだ?」


「ほら、告白したときのこと。」


美桜は、普通に言った。


銀時、いや、元彼の目の前で普通になんにも考えずに言った。


「え、何、ヅラ、美桜に告白してたの?俺が美桜のこと好きって知りながら?」


「ヅラじゃない桂だ。人妻が好きなんだ。」


「いや、そんなこと聞いてませんけどオオオオ!??!?!てか、お前が人妻好きなんてこれを読んでる読者は、なんとも思ってないんだよ!!!!!」


銀時は、声を荒げる。


そしたら、どこからともなく


「うるさいんだよ!!!近所迷惑なんだよ!!」


近所のおばさんに怒られる銀時。


「んだと、ばばあ!!こっちは、わけ分からないことになっててどしよううもできないんだよ!!」


それに対抗する銀時を差し置いて、桂と美桜の話は、続く。


「で、それがどうしたんだ?」


「その、あのときの返事なんだが、まだ待っててくれるか?」


「ああ。もちろんだ。それより美桜、お主どうして江戸に?攘夷戦争が終わったとたんに姿を消したから心配してたんだぞ。」


「攘夷戦争が終わったあと、自分探しの旅的なのに出かけてた。・・・ここに来た理由は、まだ言えない。」


月光に被って、彼女の表情は、よく分からなかったが悲しい顔をしていた気がする。


「もしや、来た理由は、あの計画を止めるためか・・・?」


桂は、美桜に恐る恐る聞いてみた。


「っ!」


彼女の髪がかすかに揺れた。


「んだよ、ヅラ。なにか知ってるのか?」


近所のおばさんと喧嘩していた銀時が言ってきた。


ちらりと美桜の方を見た。


言うなという雰囲気をだしていた。


「・・・いや、思いすごしのようだ。・・・今宵は、本当に綺麗な満月だな。」


「そうだな・・・」


美桜は、静かに答えた。


「・・・・」


銀時は、黙っていた。


「美桜、もう一度言う。俺と夫婦(めおと)になってくれぬか?」


あたりは、シン と静まり返っていた。


「え・・・・?いやいや、お前おかしいよ!?前に言ってたときは、付き合ってだったよね!?なんで、いきなり夫婦なの!?おかしいよね!?」


美桜は、反論するが


「返事は、今すぐじゃなくてもいい。良い返事を待っているぞ。」


それだけ言い残してどこかに行ってしまった。


屋根に取り残された美桜と銀時。


「・・・・あの、ばかのとこに行くのかよ・・・」


「・・・・さあな・・・。もう・・・銀時、・・・貴様には・・・関係のないことだ・・。」


美桜は、そう言うと屋根から降り去った。


「・・・・・気にくわねえな・・・・・」


頬をなでた風が、小さく呟いた言葉を連れ去った。






*続く





次章 月桜姫の秘密~表~


その日の夜。


美桜は、屋根に座っていた。


「きれいな満月だな」


独りでに呟いた。


「・・・・お前の髪の色と同じじゃねーか。」


後ろから、声がしたので美桜は、振り向いた。


銀時がいた。


「なんだ、お前か。昔も同じような事言ってたな。」


「んだよ。悪いか?」


銀時は、つーか、と言い続ける。


「歌、前みたいに歌わねーのか?」


「あぁ。てか、歌えないんだ。」


「なんか、あったのか?」


「まぁな。色々あったんだ。それより、小太郎と晋助は、どうしてる?」


(ヅラは、狂乱のバカ貴公子として攘夷運動してるし、高杉の野郎は、春雨とかと組んで何か企んでやがるし・・・これは、言うべきか・・・・?)


少しの間があく。


「2人とも、元気にやってるさ。」


「そうか、久しぶりに会いたいな。小太郎と晋助に。」


「そうだな。俺もあいたかったぞ。美桜。」


またもや、後ろから声がした。


振り向くと桂小太郎がいた。


「なっ!!ヅラ!?なんでお前がいるんだよ。」


「いや、そこのコンビニにコーラーを買いに来たんだが、帰りに真選組の奴らに見つかってしまったんでな、近くに銀時の家があったの思い出して隠れようと思ったら、懐かしい友の声がしたからここにいる。」


と、桂は、真顔で言った。


「いやいや、全然分かりませんけどオオオオ!?!?てか、なに人んちを隠れ家みたいに使っちゃってんの!?」


銀時は、つっこむ。


「久しぶりだな。小太郎。」


美桜は、桂の方を見て言った。


「あぁ。また綺麗になったんじゃないのか?」


「気のせいだ。」


なにやらいい雰囲気。


「あのー、すいませエエエん!!!俺、いること忘れてません!?」


つかさず、言う銀時。


「なぁ、ヅラ。」


美桜は、静かに言った。














*続く








改めまして、ちさとです。


昔の自分のやつを見てると殴りたくなる文面ですね。


さて、恋☆music読んで頂けているでしょうか。



この作品について少しお話をしたいと
思います。


主な登場人物

四宮美桜(しのみやみお)
・呪いがかかっている。
・攘夷戦争時代、男たちに混ざって天人達を倒していた。
・坂田銀時の元カノ

坂田銀時(さかたぎんとき)
・万事屋銀ちゃんを営む
・ちゃらんぽらん。

志村新八(しむらしんぱち)
・万事屋銀ちゃんで働く従業員
・いつもだいたいつっこんでいる
・めがね

神楽(かぐら)
・万事屋銀ちゃんで住み込みで働く従業員
・夜兎族
・大食い、力持ち


主なメンバーとしては、こんだけです。

あとは、少し、桂さんや真選組の皆さんが出てこられる感じです。




~本編までの話

攘夷戦争時代に呪われた刀紅桜同等の力をもつ刀があった。

それに選ばれたのが四宮美桜。


しかし、それは、仲間たちに隠す。

そして、自分を使う世界破滅計画が企てられてることを知った美桜は、頼れる者のところへ、かぶき町へと足を運ぶ。



といったところですね。


まだまだ、これからですが、今後共々、
恋☆musicをよろしくお願いします。

「あぁさっき酢こんぶおごってやったんだ。駄菓子屋の前でずっと眺めていたからな。ついでに神楽の了承は、得てるけど。」


「はっ?なんで、勝手にそうなっちゃってんのオオオオオオ!?ここの主人俺、なんですけどオオオオオオ!!!!!!!」


「だぁめ?」


美桜は、上目遣いで言う。


「「なんて人(奴)だ!」」


新八と銀時は、思った。


「美桜ちゃん、それ誘ってんのー?」


「・・・く・た・ば・れ☆」


美桜は、作り笑いで言った。


「銀さん、だめですからね!?こんなところでそういうこと言わないで下さい!」


新八が、つかさず言う。


そして、銀時がなにか思いついたような顔をした。


「よし、わーった!住ましてやる。だが、条件付きだ。」


「なんだ。」


「それは・・・・・・」


「それは・・・・・?」


「家事を全てこなすこと。ついでに、俺とヤリn「しない。」


美桜は、呟く。


「家事・・・・」


「銀さん、その役いつも僕じゃないですか。」


「おう。だから、優しい優しい銀さん、お前の負担が軽くなるようにと思ってだな。ぱっつぁんだってつかれただろう?」


「え、まあ、そうですけど。でも、姉上がいないときとかやってたりしてますから、そんなに負担でもないですよ。」


(本当は、薄味のご飯に飽きたからなんだけど)


「それが、本当の理由ですか。」


「え・・・・?」


「丸聞こえだったぞ。銀時。」


銀時は、ごほんと咳払いをして、


「で、どうすんだ。美桜。」


「いいだろう。やってやる。」


「本当にいいんですか、美桜さん」


新八は、不安気な顔をして聞いた。


「大丈夫だ。あ、そうだ銀時。ここの万事屋の仕事もしたいんだ。いいか?」


「お、おう。」


「ありがとうな、銀時。」


美桜は、軽く微笑んだ。


それを見た銀時の顔は、みるみるうちに真っ赤に染まる。


そのとき、玄関のドアが開く音がした。


「ただいまアルー!銀ちゃんお客さん来てるアルか?」


「おかえり、神楽。」


「美桜っ!美桜、どうだったアルか!?腐れ天パ、許してくれたアルか!?」


さらっと、言った神楽。


「あぁ。神楽のおかげだ。ありがとな。」


微笑む美桜。


くしゃと神楽の頭を撫でてやると、すごく嬉しそうに笑った。


「いひひ///あれ、なんで銀ちゃんも真っ赤アルか?」


「赤くなんかねーよ。赤いのお前だろうが。」


「違うアル!銀ちゃんと同じじゃないアル!」


銀時と神楽の言い合いが淡々と続きました。


・・・・あれ、作文・・?


「邪魔していいか?少年君」


美桜が‘‘少年‘‘こと、志村新八に聞く。


「え、あ、はいっ!銀さんいいですよね?」


「お、おう・・・」

銀時は、少し困惑したように返事をしたのだった。







リビング、否、客間と言ったほうがいいだろう。



ソファーに腰掛ける3人。


片方のソファーには、万事屋の社長(リーダー)こと、坂田銀時とその従業員の志村新八が座っている。


その反対のソファーには、四宮美桜が座っていた。



しかし、沈黙が続く。


「何しにきたんだ?美桜」


沈黙を破ったのは、銀時だった。


「・・・まだ、言えない。」


美桜は、表情何ひとつかえず言った。


「ったく、分かんねぇやつだな。」


「・・・・・」


黙り込む美桜。


この雰囲気をまずいと思った新八が話題を変える。


「あ、あの、銀さんと美桜さんってどんな関係なんですか?」


美桜が言った。


「・・・古くの友人だ。いや、戦友だな。」


続いて、銀時が言う。


「つっても、そんなに古くもないだろうが。てか、関係つーなら、元恋人同士だr」


言い終わる前に銀時は、美桜にやられた。


「あら、それは、いつのお話かな~?」



顔は笑っているが、目は笑っていない。


銀時の胸ぐらをつかみ、今にも殴りそうだ。


「美桜さん、落ち着いてください!!」


美桜を止めに入る新八。


新八に止められ、ハッと我に戻った美桜。


「すまない、少年君。」


新八に謝る美桜。


「あ、そういえば、自己紹介まだでしたね!僕、志村新八って言います。」


「アタシは、四宮美桜だ。好きに呼んでくれ。」


「はい!よろしくお願いします!で、あの、美桜さんも攘夷戦争に参加されてたんですか?」


「・・・・・まぁな。」


「月桜姫。」


銀時が、呟いた。


美桜の表情が曇った気がした。


「つくらひめ、?」


「ああ。アタシの別名みたいのだ。」



「月明かりに照らされし舞姿。まさしく、舞い散る夜桜の如く―――――

それが、あいつだ。」


「そうなんですか、」


「・・・それより、銀時。」


「なんだぁ?」


「お前、いつになったらその天パ治るんだ?」


「・・・・銀さん、これは、ボケなんですかね・・・それとも、天然ものですか・・」


「知らねーよ。

・・・美桜、これはな、いずれ治るんだよ」


「や、あんたの天パは、天然パーマですからね!?治りませんから!!一生そのままですからねっ」


新八がつっこむ。


「そうか。まあ、どうでもいいんだそんなこと。」


真顔で言う美桜。

美桜は、続ける。


「銀時、しばらくここにいさせてもらうことになったからな。どうせ、2人も3人も同じだろ。」


「なっ!おまっ、ふざけんなって!俺のところには!「知っているさ。神楽がいるんだろ。だから、言っただろう。2人も3人もおなじだと。」


「え、なんで美桜さん神楽ちゃんのこと、知ってるんですか?」


にやりと笑う美桜。