大きくなったよ | 環の会 -Motherly Network-      育ての親と養子として育った子どもたちからの声

環の会 -Motherly Network-      育ての親と養子として育った子どもたちからの声

環の会で子どもを迎えた家族からの声をご紹介します。
※子どもの名前はすべて仮名です。

生後一ケ月で迎えた息子も中学2年生になりました。
念願の卓球部に入り、年明けには県大会に出場できました!

体育祭では、リレーのトップ走者に選ばれ逞しくグランドを走り抜ける姿に見惚れました。

あっという間に身長も追い越され、食欲旺盛まだまだ大きくなりそうです。今は反抗期なのかなぁ、時にはケンカとなり部屋にこもったり、なかなか思うようにいかず寂しい思いをする事もあります。
小学生の頃と比べると会話も減り、お互い日々の生活に追われ、子の成長と共に、意識してテリングを続けることが出来ていませんでした。
今でも私は産みのお母さんに対して温かい気持ちをもち、命をかけて無事に産み家族皆様に愛されながらも、新しい育ての親とのご縁をいただいたことに感謝しています。
産みのお母さん・おじいちゃん・おばあちゃんにお会いしたり、手紙やプレゼントもいただきました。今でも5月になると、いただいた鯉のぼりを飾っています。一緒に撮った写真や絵本を読んだりおもちゃで遊んだりしながら、テリングに活用してきました。
今回改めて、テリングをすることで、大事な子どもを守り続け、子どもの気持ちを考えられ、親子の絆ができ、産みのお母さんへの感謝の気持ちに繋がると再認識しました。
昨年6月に私の母が急死し、本人は初めて家族の死に直面しました。葬儀では大粒の涙を流しながら、ずっと母の側から離れませんでした。でも、「いつまでも泣いていたら、ばあちゃんが天国に行けなくなっちゃうから明日からは笑顔で過ごそうね」と私を慰めてくれました。
その後、産みのお母さんの時にも最期のお別れがしたいとボソッと話してくれました。私は産みのお母さんを家族として大切に思っていることがわかり嬉しかったです。自慢の優しい息子に成長していました!
あっという間にもう中学3年生。中学での思い出がたくさんできるよう、健康で運動も勉強も頑張ってね。
コロナ禍でなかなかお会いできず大変かと思いますが、沢山の先輩方がいて、育ての親同士、支え合って子どもを見守っていく環の会のメンバーの一員として、子を迎えたことで得たご縁を大切にしながらテリングを続け、産みのお母さんにも子の成長をお伝えしていきたいと思います。ありがとうございます。
そして、我が家のイケメン君をこれからも宜しくお願いします。