5歳になった千尋。
日に日に口が達者になり、この頃さらっとイヤミを言ったりします。
「おなかのデブいママ、もう食べないほうがいいんじゃない?」
「おならのくさいパパ、トイレの長いパパ、遊ぼうよ~」
おいおい、千尋!そりゃないぜ、と、時々真剣に起こってしまうパパとママです。
しかしまだ、指しゃぶりをやめられません。
「ねぇ、ちぃくん、そんなに指がおいしいの?」
「おいしいわけ、ないでしょ」
「じゃあ、どうしてチュパチュパするの?」
「このガーゼのガタガタの所を、こうやって持って、こうしてる(指をチュパチュパする)のが好きなの」
「もう赤ちゃんじゃないし、出っ歯になっちゃうよ。指にタコもできてるから、もうやめたら?」
「いいの!ちぃくんはこれが大好きだから!」
と、お気に入りのガーゼを左手にくるくる巻き付けつつ、右の親指をオチュパチュパしたまま答えます。まさにスヌーピーに出てくる「ライナス」の毛布・・・。困ったやつです。
チュパチュパ指しゃぶりはしかたないとして、イヤミっぽいことを言うのは人を傷つけるので言ってはダメだよと諭すと、「美人でステキなママ」「かっこいいパパ」と言います。
恐るべし、千尋!
君の将来が楽しみでもあり、ちょっぴり不安なパパとママです。