豪雨被害の地域の皆様、お見舞い申し上げます。


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夫は、退院直後からデイサービスとしてのプール浮き輪に週1回通っています。


この前の日曜日、そこでご一緒している男性が我が家に遊びに来て下さいました。


退院してから、リハビリ関係で知り合った人が家に来て下さるのは初めてニコニコ


プールは何回かコロナで自主的にお休みしてました。再開してから、その方に「家に遊びに行きたい」と言われたそうで。


その方のお名前は、随分前からよく夫から聞いていて、仲良くしてもらってるんだな~と嬉しく思っていたので、こちらは大歓迎キラキラ


まず、夫は自分で細かく打ち合わせとか出来ないので、住所や電話番号などを書いた紙を持たせました。


そして電話が来たのですが、やはり電話でも詳細を決めることが出来ない夫。途中で変わり、私がお話して日時を決めました。


「高次能があって、自分で詳細を決められないから私が…」と説明すると「えー、そうなの!?」と、かなり驚いた様子。


週1回施設で会って雑談するレベルだと、難しい話をする訳じゃないし、打ち合わせみたいな内容ではないから、夫の高次能の症状には気づいてなかったようです。


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来訪当日はタクシーでいらっしゃいました。装具はゲイトソリューションデザイン。外歩きのみで室内ではいつも外されるそう。我が家でも座ったら外されて、トイレにはそのままで行かれてました。


お互いの発症時のことやリハビリの取り組みか方など話が尽きず、あっという間に4時間近く過ぎ、帰りは電車で帰られました。


我が家から最寄り駅まで普通の歩みで約8分くらい。その方の最寄り駅まで乗車時間はトータル15分くらいですが乗り換えがあります。


帰りもタクシーかと思い、時間も気にせず話してたので、電車で!駅まで歩くの大丈夫!?と心配だったのですが、ご自宅付近は坂道が多く、普段から長時間散歩してるから大丈夫とおっしゃいます。


心配するのも失礼かと思い、駅までは一本道なので、家の前で見送りました。


その方は、夫より少し年上で、夫より発症が1年ほど前の先輩です。脳出血で右麻痺。特に手の麻痺が強いそうで「右手が左の5倍くらい重い」としきりにおっしゃってました。(右足は3倍だそう)


夫の右手は、回復期病院のOTさんや訪問リハスタッフさんのお陰で、今は少し動かしにくく感覚も鈍いものの、動作としては普通に両手を使えます。そして、可動域は狭いですが重さは感じません。


夫から、いつもプールでしきりに「右手羨ましいって言われる」と聞いてましたが、うちにいらした時も何回もおっしゃってました。


その方も失語がありますが、夫とはレベルが違いスムーズ。夫のこと、失語は分かってたけど高次能の症状が色々あって、自分で自分の身支度が出来ないとか、時間の管理が出来ないとか、予定を立てられないとか、実情を話したらとても驚かれてました。


その方は右手が使える夫が羨ましい。夫や私は、長距離しっかり歩けて、高次能がなくて、自分であれこれ考えて動けるその方が羨ましい。


つくづく、お互い無い物ねだりだと痛感しました。


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奥様が用意して下さったお菓子音符




丁寧なメモが添えられてて、お人柄を感じました。


いらっしゃる時に「今、出発しました」と電話があったので、こちらからも「今、帰られました。電車です」と電話をしました。


その話し方からも優しそうな雰囲気を感じましたドキドキ


男性は、週3回プールに通ってリハビリに励まれてます。自己分析もしっかりされてました。


プールに通い始めた時は車椅子だった夫を「すごく良くなった」とほめて下さり、まだまだ余力あるから頑張れ!と。


これからも仲良くしてもらい、励みに刺激されると良いなぁと思いました。