今日、入院中のおやじを見舞いに行って、
おやじの子供の頃の話をしました。
おやじのことで知らなかったことがいくつもあった・・・・
(その1)
「おやじの子供の頃の夢は何やった?」
「兵隊さんんになることやったな~」
「えっ!? 兵隊さん?!」
おやじは昭和10年生まれ。
その頃の子供達の夢は 国の為に働く兵隊さんが英雄やったんやろな~・・・
(その2)
おやじは子供のころからJR茨木駅のすぐ近くに住んでました。
おやじのお父さん、わたしのお爺さんは42歳で亡くなっている。
おやじが中学生の時。
おやじは夜間の高校と大学に行って、おばあちゃんと3人の妹を養ってた苦学生でした。
こういった話は昔から聞いてました。
俺が2歳の時におばあちゃんや妹さんの住むおやじの実家に同居し、大家族で暮らしてました。
だからこの茨木の家がおやじの生家だと思い込んでました。
今日、お爺ちゃんとひいお爺ちゃんの話になって、
ひいおじいちゃんとひいおばあちゃんが天神橋筋商店街でお店をしていたことを知りました。
おやじの生家は財布や巾着やメガネや雑貨を売ってた、
天神橋筋四丁目の小間物屋だったとのことでした。
商売人の家計だったのです!!
おやじは小学3年生まで天四で暮らしてたとのことです。
終戦を機に店を閉めて茨木に移り住んできたみたいです。
この話を聞いて、好奇心が沸々と湧いてきて、
せっかくだから 天四を見てみたくなりました^^
病院の見舞いの帰りに天四へ足を運んでみました。
アーケードには、てんとう虫ならぬ、4つの●で、天4虫^^
さてと、戦前から続いてる店はないものかと、
おやじから聞いてきたお店の名前を頼りにぶらぶら歩いてみました・・・・。
ちょっと古くからやってそうな金物屋発見。
店の人に聞いてみたら、戦後開業とのことでした。
やっぱり世代交代で、戦前からのお店はなさそう・・・
ちょっと味のある洋服屋さんを2~3軒聞いてみた・・・
すると、この店の奥さんが
「向こうの ジーパン屋さんはかなり古いはずよ~^^」
全然老舗っぽくないけど、話を聞いてみた・・・・
やった!ついに発見!
戦前から4代続くお店でした^^
お店にいたのは おやじより4歳若い73歳のおじさん。
この店の2代目の方でした。
おやじのことは知らないけど、おやじと同じ小学校に通ってたらしい。
おやじから聞いた近所の店のことを聞いてみたら、
何軒か知ってて驚きとともに不思議な感動!
「ああ、その店なら知ってるで~。
金物屋の〇〇のぼんくらも知ってるで~。
文房具屋の△△のぼんくらも知ってるで~。」
この頃の人は、名前に後にぼんくらと付ける^^
口は悪いけど、愛情たっぷりの表現が心にしみる。
おやじはこの商店街で小学3年まで暮らしてたんや・・・
商売人の血が流れてたんやんか~
ひいおじいちゃんみたいに天四にお店を出すってのもいいかな^^
好奇心のおかげで、いろんな出会いと発見があった、
とても不思議な気持ちになった一日でした。