クリスマスが近づくと、街も家も少しそわそわして、でもその「待ってる感じ」がいちばん好きだったりします。うちは今年、ツリーを出す日をあえて決めずに、子どもたちの「今日やりたい!」の気分に合わせて、先日の日曜日急に始まりました。
午前中のやわらかい自然光がリビングに入ってきていて、床に四角い光ができてたんです。
「いま、光きれいだね」って言ったら、上の子が「じゃあ、ツリーやろ!」って。
こういう流れ、なんかいいなあと思って、私はオーナメントの箱を引っぱり出しました。

飾りつけって、わりと“正解”がない作業じゃないですか。
子どもたちは、色のバランスとか関係なく、とにかく「好きな場所に好きなもの」。
私は一瞬、整えたくなる気持ちが出るんだけど、そこはぐっと我慢して、
「その星、そこに置くのいいね」って言いながら見守る。
そうすると、ツリーがどんどん“その年の家族の気分”みたいになっていくんですよね。
上の子は赤い飾りを固めて、下の子はキラキラを低いところに集中させて、結果、すごく自由でかわいいツリーになりました。

飾り終わったタイミングで、ふと窓のほうを見ると、光が少し傾いてきてて。
ツリーのオーナメントに反射して、小さな光の粒が壁に散ってたんです。
「今だな」って思って、私はカメラを持ってきました。

子どもを撮るとき、私はいつも“カメラ目線をもらう”より、
その子が何かに夢中になってる瞬間を、光ごと撮りたいって思ってます。
今日は、飾りを触ってる手元とか、ツリーを見上げてる横顔とか。
自然光がふわっと入る場所に、ちょっとだけ立ち位置をずらして、
「そのまま、そのままー」って言いながらシャッター切りました。
子どもって、光の中にいるときの表情がいちばんやわらかい。
私の仕事の撮影でもそうだけど、家の写真でも同じで、
“いい光があるときに撮る”だけで、写真はすごく優しくなるんですよね。

夜になって、ツリーのライトをつけたら、
「うわ、昼と違う!」って子どもたちがまた大喜び。
昼の自然光と、夜の人工の光、どっちも好きだけど、
こうして一緒に作った光の景色が、家の真ん中にあるっていうのが、
クリスマス前のいちばんのごほうびかもしれません。